GitHub Copilotの発表内容

GitHubは「GitHub Copilot」において、チーム共有の自動化機能の提供を順次開始しました。これまでは個人向けだった自動化の仕組みを、チーム全体で作成して共同管理できます。

共有された自動化は、リポジトリ(コードの保管場所)に紐づいて動作します。閲覧権限を持つ全員が確認でき、書き込み権限があれば編集できます。実行時の処理は個人のアカウントではなく「Copilot」の名前で記録され、作成者がチームを離れても動き続けます。組織のリポジトリで使うには、管理者が課金ポリシーを有効にする必要があります。

この機能はウェブサイトや専用アプリ、開発ツールの「Visual Studio Code」から作成できます。作成時に種別として共有を選択すると設定でき、後から種別の変更はできません。課題の起票時に不具合の再現を試みたり、監視ツールの異常検知時に自動で調査したりする処理をクラウド上で実行できます。

業務に必要な定型処理を個人に依存せずチーム全体で自動化できるようになります。消費される枠の費用もリポジトリ所有者に請求されるため、個人の枠を気にせず運用できます。

つまり、どういうこと?

たとえるなら、個人のパソコンに保存していた業務マニュアルを、部署の共有フォルダに移して自動で動かすような仕組みです。

これまでは各担当者が自分の作業枠を使って個別に動かしていたAIの自動化を、チームの共有物として全員で管理できるようになります。

編集部の見方

自動化の管理が作成者個人のアカウントから組織のリポジトリへ移った点は、かなり大きな変化です。担当者が退職した途端に自動処理が止まる悩みを、公式の仕組みとして正面から解消しにきた点に筆者は感心しました。

脱・属人化。

ただ、組織全体の枠から課金されるため、無駄な実行が増えると費用が膨らむ懸念もあります。今後は管理画面でどのワークフローがどれだけ枠を消費したかを細かく可視化する機能が求められそうです。まずは「Copilot Business」や「Enterprise」環境で、年末にかけてどのような実務テンプレートが共有されるかを見届けたいところです。

誰に関係するか

チームで開発作業を進めている人は、不具合の調査や確認作業の自動化を個人の負担なしで共有できるようになります。