Amazon Bedrockの発表内容

アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は、米国政府向けクラウド環境で「Amazon Bedrock」の連携機能を発表しました。パソコン向けの「ChatGPT」デスクトップアプリから、安全な経路を通じてモデル推論を実行できます。

本機能は、複数段階の業務をこなすWorkと、開発を補助するCodex(プログラム作成を支援するAI)の2要素で構成されます。Visual Studio Codeなどの開発環境や、専用のコマンド操作画面からも呼び出せます。アカウントごとの契約は不要で、トークン単位の従量課金で支払います。

対話内容を保存しないゼロデータ保持にも対応します。送信した指示や回答はAWSの記録領域に残らず、AIモデルの開発元とも共有されません。機密保持の厳しいセキュリティ基準が求められる組織でも、安心して日常業務に組み込めます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、いつものパソコン用「ChatGPT」アプリを、専用の安全な通信経路と従量課金で使える仕組みです。

これまでは月額の固定料金を支払う契約が一般的でしたが、今回は電気代のように使った分だけ支払う方式が選べます。しかも入力した機密データがサーバー側に保存されないため、厳重な社内ルールがある職場でも安心して使えます。

編集部の見方

利用枠ごとの月額契約ではなく、トークン単位の完全な従量課金で使える点に筆者はかなり驚きました。アカウント単位のサブスクリプション契約では、たまにしか使わない社員の固定費が無駄になりがちです。利用した分だけ請求される仕組みは、コストを抑えたい企業にとって重宝するはずです。

固定費の削減に直結します。

ただ、今回の対応は米国の政府機関向け環境が対象のため、日本の一般企業が今すぐそのまま導入できるわけではありません。それでも、企業が使い慣れたデスクトップアプリを安全なクラウド基盤へつなぐ流れは、今後の業界標準になりそうです。まずは東京リージョンを含む一般環境への機能展開がいつ発表されるかを確認しておきたいところです。

誰に関係するか

AWS GovCloud(米国政府向けクラウド)で開発や業務を行っている人は、専用アカウント契約を結ばずに「ChatGPT」の機能を従量課金で安全に利用できるようになります。