発表の内容
Appleは「AirPods」シリーズ向けに最新のファームウェア (機器を制御する基本ソフト) を公開しました。今回の更新には「9A348」と「9A350」の各バージョンが含まれます。
バージョン「9A348」では、設定画面から低音や中音、高音の周波数応答を調整できるカスタムイコライザー (音質調整) 機能が追加されました。この音響調整機能は「AirPods 4」以降、「AirPods Pro 2」以降、そして「AirPods Max 2」で利用できます。あわせて「AirPods Pro 3」では、iPhoneの「GymKit」を経由して対応する有酸素運動機器と心拍数データを同期できます。
バージョン「9A350」は新型の「AirPods 5」に対応します。前世代と比べて最大50%向上したアクティブノイズキャンセリング (周囲の騒音を低減する機能) や、軸部分での音量操作に対応しています。「iOS 27」と「Apple Intelligence」に対応したiPhoneと組み合わせることで、ハンズフリーのSiriやリアルタイム翻訳も利用できます。
対応する「AirPods」を業務で使う人は、音響特性を好みに合わせて調整し、オンライン会議などで相手の声を聞き取りやすい環境を整えられます。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、イヤホンの聞こえ方を自分好みに細かく味付けできる「音の調味料」が届いた形です。低音を強めて迫力を出したり、人の声を強調して聞き取りやすくしたりする設定が、手元の画面から簡単に変えられるようになりました。
編集部の見方

イヤホン単体のアップデートでありながら、イコライザーの調整機能がようやく標準で追加された点には少し驚きました。音質の微調整のために別の再生アプリを探していた人には、かなりありがたい改善です。
道具としての順当な進化。
ただ、対応機種が「AirPods 4」や「AirPods Pro 2」以降に限られるため、第3世代以前を使い続けている人は買い替えの判断を迫られそうです。
デスクワークで毎日通話する人なら、音の聞こえ方を合わせられるだけでも作業効率は上がります。筆者としては、次期iOSの正式リリース時にリアルタイム翻訳の日本語精度がどこまで実用レベルに達するかを見届けたいところです。
誰に関係するか
「AirPods」をオンライン通話などで使っている人は、低音や高音のバランスを調整して相手の声を聞き取りやすくできるようになります。

