Zapier AIの発表内容

Zapierは2026年10月8日、「Zapier AI」で利用できるAIモデルの一覧を公開しました。利用者は個別の契約を結ぶことなく、OpenAIやGoogleなどの約35種類のモデルをワークフローに組み込めます。

本機能ではプロバイダーごとのトークン (文字数の課金単位) ではなく、Zapierのタスク数で利用料金を支払います。消費タスク数はモデルの費用に応じて3段階に分かれます。標準モデルは1タスク、上位モデルは3タスク、最高性能モデルは5タスクを消費します。

OpenAIの「GPT-6 Luna」やGoogleの「Gemini 2.5 Flash」は1タスクで動作します。「Claude 5.5 Sonnet」などの高度なモデルは5タスクを消費します。一覧にないモデルは、利用者が自身のAPIキーを持ち込むことで利用できます。

利用者は用途に合わせて、ワンクリックでモデルを切り替えられます。低コストなモデルで大量のデータを処理し、高度な判断が必要な作業には高性能モデルを割り当てる運用が可能です。

つまり、どういうこと?

ひらたく言うと、複数のAI会社と別々に契約しなくても、Zapierのアカウント1つで約35種類のAIを使い分けられる仕組みです。たとえるなら、複数のお店の料理を1つの注文窓口からまとめて頼めるフードコートのような状態です。個別の従量課金を管理する手間をかけずに、作業ごとに最適なモデルをボタン操作で選べます。

編集部の見方

かなり手軽です。

各社のAPIキーを発行してトークン費用を個別に管理する手間がない点は、筆者としても実務における大きな利点だと感じます。ただ、1タスク消費の小型モデルと5タスク消費の最上位モデルでは、Zapierの利用枠の減り方に5倍の差がつきます。日常業務の定型処理なら、まずは1タスクで動く「GPT-6 Luna」や「Gemini 2.5 Flash」を選ぶのが賢い判断になりそうです。

文章の要約や分類だけであれば、高価な上位モデルを使う必要はありません。秋以降に予定される各社の自動化ツール連携で、同様のタスク制課金が主流になるかを見届けたいところです。

誰に関係するか

Zapierで業務を自動化している人は、個別のAI契約を結ばずに用途に合わせた約35種類のAIモデルを使い分けできるようになります。