Geminiの発表内容

Google Cloudは2026年10月9日、「Gemini」に自律型エージェント機能を追加したと発表しました。目的を伝えるだけで、タスクの計画から外部システムの操作までを自動で進めます。

本機能はGmailやGoogle ドライブといった普段の業務アプリ上で直接動きます。複数の補助エージェントを作って作業を並行処理させることも可能です。さらに専用のメールアドレスを持ち、チームの一員として長期的に作業を分担するエージェントも用意できます。

作業の難易度に合わせて最適なAIモデルを割り当てます。自社の「Gemini」だけでなく、Anthropicの「Claude」を含む他社モデルとも連携して処理費用を抑えます。すでにFortune 100企業の約90%がGemini Enterpriseを採用しています。

パソコンを閉じてもクラウド上で処理が維持されるため、数時間や数日かかる作業も途切れません。利用者は細かい指示を繰り返すことなく、完了した成果物だけを受け取れるようになります。

つまり、どういうこと?

ひらたく言うと、これまでは一問一答で手伝ってもらっていたAIが、自ら段取りを組んで最後まで仕事をやり切る同僚のようになります。

専用のメールアドレスを持ってチームに加わり、複数のアシスタントに作業を分担させながら、指示された成果物を一人で作り上げます。

編集部の見方

筆者は、Googleが自社エージェントの頭脳として競合であるAnthropicの「Claude」を動かすと明言した点にかなり驚きました。自前モデルだけにこだわらず、コストや作業の難易度で他社製も柔軟に使い分ける実利的な姿勢がうかがえます。

AIに専用メアドを配る時代。

ただ、自律してメールを送受信するとなると、権限の管理や誤送信の対策はちょっと気になるところです。同僚のように作業を任せたい人なら、勝手な外部送信を防ぐ安全設定がどう機能するかをまず確かめる必要があります。今後はGoogle Workspaceだけでなく、SlackやMicrosoft 365とつないだ際の実務での使い勝手がいつ公開されるかを見届けたいところです。

誰に関係するか

普段からGmailやGoogle ドライブで業務を進めている人は、長時間の作業をエージェントに任せて完成品だけを受け取れるようになります。

出典: Google Cloud ↗/ TechCrunch AIも報道