発表の内容

京セラは2026年10月19日、KDDI向けの法人用5Gスマートフォン「DIGNO SX5 KYG07」を発表しました。価格はオープン価格で、同日に発売されました。

端末には8GBのメモリと128GBのストレージを搭載しています。ストレージの一部をメモリの補助領域として使う仮想メモリ機能を備えました。OSは最大4回のバージョンアップに対応し、発売から最長5年間のセキュリティ更新が予定されています。

耐久面では米国国防総省の調達基準である「MIL-STD-810H」の20項目に準拠しました。高さ1.5mからの鋼板落下試験をクリアしています。防水や防塵に対応し、泡ハンドソープでの洗浄も可能です。バッテリー容量は4500mAhで、最大33Wの急速充電に対応します。

手袋をしたまま操作できる「グローブタッチ」や、通話後に直前の会話を保存できる「通話後録音」も備えています。現場作業や長期間の業務利用を支えます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、現場で手荒に扱っても壊れにくく、同じ端末を5年間安心して使い続けられる仕事用のスマートフォンです。

たとえるなら、頑丈な作業着に大容量ポケットを付けたような設計です。メモリが足りなくなると保存場所を一時的に借りて作業を助けるため、アプリを同時に動かしても画面が固まりにくくなります。

編集部の見方

業務用の端末でメモリ8GBに加えて仮想メモリまで積んできた点に、筆者は驚きました。現場の連絡用端末といえば動作が重い印象もありましたが、ビデオ会議と業務アプリを同時に動かす現場の負担をよく見ています。

5年の長期サポート。買い替えサイクルを延ばしたい企業なら、導入時の有力な候補に入りそうです。

ただ、画面解像度はHD+にとどまります。細かい図面を頻繁に確認する業務なら、画面の見え方を実機で確かめておくと安心です。春に登場したドコモ向けモデルに続くKDDI版の投入で、冬の法人端末リプレイス商戦での各社の提案に注目したいところです。

誰に関係するか

現場作業で社用スマートフォンを日常的に使う人は、手袋を外さずに画面操作や通話内容の保存ができるようになります。

複数の発表・報道をもとに編集部が事実関係を確認して執筆しています。