n8nの発表内容

n8nは2026年10月19日、公式ブログで新しい構築手法を公開しました。AIワークフローを外部のクラウドAPIへ送信せずに「NVIDIA DGX Spark」上で動かす構成です。

この構成では、CPUとGPUで128GBの共有メモリを持つ専用機を1台使います。テキスト処理には「Qwen3.6-35B-A3B」を使い、音声認識や画像生成など複数のモデルを1台に常駐させます。

メモリ帯域を重視した設計により、1ユーザーあたり毎秒120トークン、8ユーザー合計で毎秒359トークンの速度を記録しました。採用されたすべてのモデルは商用利用が認められています。

医療機関や法律事務所などでも、通話の書き起こしや請求書の読み取りを社内だけで処理できます。外部のクラウドへデータを渡さずに、安全な業務自動化を導入できます。

つまり、どういうこと?

つまり、自社のオフィスに置いた1台の高性能パソコンの中に、AIの頭脳を丸ごと詰め込んで動かす仕組みです。外部のサーバーへデータを送らないため、社外にデータが出る経路を遮断できます。

編集部の見方

完全なローカル完結。

筆者は商用利用できるライセンスのモデルだけで全機能を揃えた点に感心しました。クリニックや士業のように、契約や規制でクラウドにデータを預けられない現場では、この1台完結の構成はかなり重宝するはずです。

ただ、オフィスに実機を置いて保守するコストと、クラウドの手軽さを天秤にかける判断は残ります。次は各社の小型サーバー向けモデルの動作検証や、2026年冬に登場する後継チップでのベンチマークを見たいところです。

誰に関係するか

機密データや顧客データを扱う業務を担当している人は、外部クラウドへ情報を出さずに通話の要約や書類の読み取りを自動化できるようになります。

出典: n8n Blog ↗