GitHub Copilotの発表内容

米GitHubは、「GitHub Copilot」において過去の作業内容や開発規則を記憶する機能の提供を有料プラン向けに始めました。利用者は対話ごとに同じ前提条件を繰り返し入力せずに作業を進められます。

記憶機能は日々のやり取りから個人の好みや保管場所の規則を自動で保持します。事前の検証では、開発者の好みの反映率が93%に向上し、作業効率の改善も42%で確認されました。過去の履歴から規則ファイルを改善する提案機能も試用版として用意されます。

さらに手元の保管場所だけでなく、関連する複数の開発データを横断して目的のコードを検索できます。処理の意図を日常の言葉で伝えるだけで、離れた場所にある関連実装を即座に見つけ出します。

複数の保管場所にまたがる調査や移行作業において、関連コードの特定にかかる時間を短縮できます。チームの共通規則を意識した修正作業を素早く進める用途に重宝します。

つまり、どういうこと?

たとえるなら、専属のアシスタントが前回の引き継ぎノートを自発的に作成し、次の仕事にそのまま生かしてくれるような仕組みです。

これまで作業のたびに「うちの部署の書き方ルール」を伝えていた手間が省け、別の部署にある関連資料もアシスタントが勝手に探してきてくれます。

編集部の見方

毎回前提を教え直す手間は、対話型補助ツールの大きな弱点でした。記憶機能が有料プランに標準で入った点はかなり実用的です。指示の繰り返しから解放される価値は小さくありません。

脱・都度指示。

ただ、記憶の自動更新機能がAIクレジットを消費する点は少し気になります。便利だからと任せきりにすると消費量が増えそうです。まずは月内の消費ペースを確かめながら、次回の課金サイクルで本格運用の範囲を見極めたいところです。

誰に関係するか

「GitHub Copilot」で複数の開発保管場所をまたいで作業している人は、過去の前提条件を毎回指示せずに横断調査や修正作業を進められるようになります。