GitHub Copilotの発表内容
米GitHubは10月28日、「GitHub Enterprise」の全利用者に「GitHub Copilot」へのアクセス権を提供すると発表しました。営業窓口を持つ法人向けに即日提供を始めました。
これまで企業は、利用枠の購入数とAI消費量の双方を管理していました。今回の改定により、企業は全体の予算に対する利用量だけを管理します。基盤のライセンスを持たない利用者には、1人あたり月額10ドルで使える「Copilot Standalone」を用意します。
AIの利用量は初回の要求から予算に対して従量計測されます。予算を使い切った場合でも利用権自体は失われません。コード補完や編集の提案機能は予算が無くても動作し続けます。チャット機能やコードレビュー機能の利用には予算が必要です。
既存の「Copilot Business」や「Copilot Enterprise」も引き続き契約できます。ウェブ経由で直接契約している組織には、今後数週間で段階的に提供日程を案内します。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、オフィスの基本契約にAIの利用パスがあらかじめ全員分付いてくる形に変わりました。
これまでは社員1人ひとりにAIの利用権を買い足す手間がありましたが、これからは会社全体の通信費のように使った分だけまとめて管理できます。
編集部の見方

席数管理からの解放。筆者は、予算が尽きてもコード補完が止まらない仕様にかなり安心感を覚えました。業務ツールの予算切れで現場の手が止まる事態を防げる設計は、法人の現場で重宝されそうです。
ただ、チャットやレビューを頻繁に使う組織だと、月半ばで枠を使い切ってしまう場面が出てくるかもしれません。単体枠が月額10ドルで残されているため、全員に基本ライセンスを配るか単体枠で済ませるかの見極めが最初の判断になりそうです。
次は、数週間以内に案内されるオンライン契約向けの日程発表で、自社の契約形態にどう波及するかを確かめたいところです。
誰に関係するか
「GitHub Enterprise」を営業経由で契約している組織の管理者は、利用枠ごとの契約数を気にせず開発者全員へ「GitHub Copilot」を展開できるようになります。


