Figma AIの発表内容
Figmaは2026年11月5日、「Figma AI」によるベクター素材の生成機能を強化しました。編集や作風の一致、動きの付加がしやすいイラストやアイコンを生成できます。
生成されたベクター画像は、直感的にグループ分けされた独立レイヤーで構成されます。手持ちのイラストを参照用として指定できるため、ブランドの作風に合わせたアイコンの量産も可能です。
線画部分には塗りではなく線(ストローク)が適用されます。描き直すことなく線の太さや端の形状を変更できます。整ったレイヤー構造により、「Figma Motion」を使ったアニメーション化にも対応します。
生成後の手作業による修正や調整が減るため、デザイン作業の手戻りを抑えられます。自社のデザイン規則に沿った素材をすばやく揃えたい場面で役立ちます。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、AIが作ったイラストが「あとから直しやすいプラモデル」のような状態で届くようになりました。
今回の改善により、パーツごとに分かれた部品として出力されます。線の太さを変えたり、自社の好みの見本を渡して似た雰囲気の絵を増やしたりする作業がぐっと楽になります。
編集部の見方

AI生成ツールは派手な絵を出す競い合いが目立ちますが、線を塗りでなく線データとして出力する配慮はかなり実務的です。描き直さずに線幅を変えられる仕様を見て、筆者はデザイン現場の細かな手間に目を向けた手堅い更新だと思いました。
地味ながら大きな一歩。
ただ、いくら便利になっても、既存のイラストと完全に同じトーンを再現できるかは見本の精度に左右されそうです。アイコンの大量生産を考えている人なら、まずは輪郭線の太さが揃うかを試してみるのがよさそうです。次は年内のアップデートで、UIコンポーネント全体へのスタイル適用がどこまで広がるかを見たいところです。
誰に関係するか
自社の作風に合わせたアイコンやイラストを作成している人は、生成後の微調整やアニメーション付けをスムーズに行えるようになります。


