Claudeの発表内容
AI安全性評価組織のMETRは、AnthropicにおけるAI研究開発の評価報告書を2026年11月5日に公開しました。AI自身がAIの開発を加速させている実態を約100ページの報告書にまとめています。
調査によると、明確に定義されたタスクにおけるモデルの能力向上のペースは、2024年3月から2025年10月の期間と比べて約2倍に達しています。さらに2025年10月以降、同社モデルの評価指標であるAECIスコアは従来の1.9倍の速度で上昇しました。
METRはこの加速について、主にAIを研究開発に活用した成果だと分析しています。今後12か月間で開発速度を鈍らせる重大な障害は見当たらないとも指摘しました。なお、公開版ではAnthropicによる非公開情報の黒塗りが多く含まれます。
今後も開発が滞らなければ、業務で使うモデルの能力向上がこれまで以上に短い間隔で進む見込みです。
つまり、どういうこと?
ざっくり言うと、AIが自分自身の後継機を作る手伝いをして、開発スピードが従来の2倍に跳ね上がったという話です。これまでは人間の研究者が時間をかけて改良していましたが、優秀な助手が一気に作業を進めてくれる状態になりました。
編集部の見方

AIによる開発加速の現実味。
報告書を読んで筆者がかなり引っかかったのは、約100ページのうち重要証拠の大部分が黒塗りされた点でした。開発の内情を秘匿するほど競争が過熱している証拠ですが、裏を返せばそれだけAIによる開発効率化が強烈に機能している表れでもあります。今後1年は開発速度が落ちない見通しなので、他社との性能競争は一段と激しくなりそうです。
ただ、仕事で使う側としては、ツールの進化ペースが早まる前提で日々の業務フローを組み立てておくのが賢い選択になります。
誰に関係するか
Claudeを仕事で使っている人は、これまでより速いペースで改良されるモデルを業務に利用できるようになります。
出典: X(公式投稿) ↗/ The Verge AIも報道


