発表の内容

Garminは「Fenix 9 Pro」向けに、更新ソフトウェア「7.15」の配信を始めました。更新データは、無線通信で直接届くOTA(無線経由の更新)形式で提供されます。

本バージョンでは、地図データを多く保存している際の読み込み処理を改善しました。あわせてMIP(反射型液晶)画面で起きていた表示抜けや、決済機能「Alipay」の連携の不具合を解消しています。屋内の壁登り運動を記録すると端末が停止する問題が確認されており、該当する利用者は次回更新を待つ必要があります。

今回の配信は、公開試用プログラム(パブリックベータ)の登録者が対象です。試用期間中は心電図機能や潜水機能が無効化されるため、日常で使う人は注意が必要です。不具合に遭遇した場合は、以前の安定したソフトウェアへ戻す手順も用意されています。

外出先で多くの地図データを参照する人は、画面の読み込み待ちを減らして活動できます。画面分割時の表示抜けも防げるため、移動中の計測値の確認が円滑に進みます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、腕時計に入れた大量の地図を開くときの重さを解消する改善です。たとえるなら、何冊もの分厚い地図帳を素早くめくれるように机の上を片付けた状態に近いです。あわせて画面の表示崩れも直り、盤面をすっきり見渡せます。

編集部の見方

地図の読み込み改善は現場での使い勝手を大きく底上げしそうです。ただ、今回の試用版を入れると心電図やダイビングの計測が無効化される点には、ちょっと引っかかりました。安全管理に関わる主要な機能が一時的に止まるため、業務や体調管理で日常的に時計を身につけている人なら、慌てて更新する必要はありません。

今は待つのが賢明です。

そこで筆者が注目したいのは、心電図などの機能が無効化されずに届く次回の正式版配信です。屋内の運動計測で起きる端末停止の問題も解消され、地図の読み込みが快適になった安定版が、四半期末のどのタイミングで一般向けに届くのかを見届けたいと思います。

誰に関係するか

「Fenix 9 Pro」で複数の地図を切り替えて業務を進めている人は、画面の読み込み待ちを減らして迅速に位置を確認できるようになります。

出典: Garmin ↗/ Notebookcheckも報道