海外のSEOツールの料金ページを開いて、ドル表記とユーロ表記が混ざっていて手が止まった。Fraseを調べていると、だいたいそこでつまずきます。

答えを先に置きます。Fraseの入口は 月49ドル。ここから上は月95ユーロのProfessional、さらに上にチーム向けの枠が続きます。無料でずっと使える本体プランはありません。

この記事では、その3プランの中身と、どこからが「払う価値のある差」なのかを数字で並べていきます。


Frase の料金は結局いくら? 3プランの全体像

Fraseの料金は結局いくら?3プランの全体像

Fraseの有料プランは3つで、すべて月額課金が基本です。Frase公式の料金ページによると、Starterは月49ドルから始まります(2026年5月29日時点の確認)。

まず全体像を表で押さえます。

プラン月額目安の対象特徴
Starter49ドル個人・副業ブロガーAIで仕上げる記事10本分の枠
Professional95ユーロ(約103ドル)専業のライター・小規模チーム検索上位20件の分析、ブリーフ機能の拡張
上位プラン公式ページで要確認制作会社・事業会社のチーム利用量と構成で金額が変わる枠

つまり、個人で月10本前後ならStarter、それを超えて分析の深さが要るならProfessional、という階段になっています。

3つ目の枠だけ、公開ページに単一の金額が出ていません。使う量や構成で見積もりが変わるタイプです。個人利用の検討段階なら、ここは視界に入れなくて構いません。

ドル建てとユーロ建てが混在しているのは、Frase側が地域ごとの通貨で出しているためです。日本から契約するとカード会社の為替レートで円換算されます。1ドル150円で計算すると、Starterは月7,350円ほど。


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この記事で紹介 / AIマーケティング3.65最低料金 $39/月(年払い)・$4…

Frase とは、どんな作業を肩代わりするツールなのか

Fraseとは、どんな作業を肩代わりするツールなのか

Fraseとは、検索結果の上位ページをまとめて読み込み、記事の構成案(ブリーフ)を自動で組み立てるSEO向けの執筆支援ツールです。

やっていることは地味です。狙ったキーワードで検索したときに上位に出てくるページを集め、そこで使われている見出しや話題を抜き出し、「この記事に入っていないと不自然な要素」を並べてくれます。

いわゆるAIライティングツールとは重心が違います。文章をゼロから量産するのではなく、何を書くべきかを決める段階に時間を使わせる作りです。

2026年に入ってからは、生成AIの回答に引用されるための最適化(GEOと呼ばれる領域)も看板に掲げています。検索エンジンだけでなく、AIの答えに載ることまで面倒を見る方向へ舵を切った格好。

この立ち位置を理解しておくと、次の料金比較が読みやすくなります。


Starter(月49ドル)で何ができる?

Starterに含まれる中心的な枠が「AIで最適化する記事10本」です。ここが月49ドルの実体になります。

項目Starterの内容
月額49ドル
AI最適化記事月10本
検索上位の分析対応
ブリーフ作成対応
ユーザー数個人利用が前提

つまり、月10本を超えて書く人にとっては、Starterは初月で天井に当たります。

ここで多いのが「10本って多いの、少ないの」という迷いです。週2本ペースで月8本、これが個人ブロガーの現実的な上限に近い数字。副業で回している人なら、Starterの枠はだいたい足ります。

逆に、クライアントワークで月20本納品しているライターなら、初月で足りません。

10本の数え方に注意

ここで言う10本は「AI最適化をかけた記事」の本数です。下調べや構成案づくりの回数ではありません。実際の消費ペースは、書き直しをどれだけするかで変わります。

月49ドルは、記事1本あたり4.9ドル。1ドル150円なら1本735円の計算です。この数字を頭に置いて、次の上位プランを見てください。


Professional(月95ユーロ)との差はどこにある?

Professionalは月95ユーロで、ドル換算だと約103ドル、ポンドだと81ポンドです。Starterのちょうど2倍強。

差として公開されているのは、検索上位20件までの分析と、ブリーフ機能の拡張です。上位10件で足りるか、20件まで見たいか。ここが判断の分かれ目になります。

比較軸StarterProfessional
月額49ドル95ユーロ(約103ドル)
SERP分析の範囲標準上位20件
ブリーフ機能基本拡張
向く使い方個人の継続運用競合が多い領域での勝負

つまり、競合がひしめくキーワードを取りに行く人ほど、Professionalの20件分析が効いてきます。

正直に書くと、この2倍の価格差は個人には重いです。月54ドルの上乗せは年間で650ドル近く。円換算で10万円弱の追加投資になります。

判断の目安をひとつ。狙っているキーワードの上位10位までに、参考にならないページが3つ以上あるなら、20件まで見る意味があります。そうでなければStarterで十分です。


無料で試せる範囲はどこまで?

ここが一番誤解されやすいところです。Fraseには、本体機能をずっと無料で使えるプランはありません。

無料で手に入るのは、公開ホスティングの無料ティアです。これはFraseのどのプランにも含まれていて、月10万ページビューと25GBの帯域を、Fraseのサブドメインで使えます。

無料で使えるもの内容
公開ホスティング無料ティア月10万PV、25GB帯域
ドメインFraseのサブドメイン
対象いずれかのプラン契約者
本体の分析機能対象外(有料プランが必要)

つまり「無料枠」と言っても、それは書いたものを置く場所の話であって、書くための分析機能は有料プランの中にあります。

この構造を知らずに無料登録を探し続けると、時間を溶かします。試したいなら、いちばん安いStarterを1か月だけ回して、合わないと思ったら止める。これが結果的にいちばん安上がりです。

月49ドルの1か月分、約7,350円。これがFraseを評価するための最小コストだと考えてください。


公開ホスティングのアドオン料金はいくら?

無料ティアの月10万PVを超えると、アドオンの出番です。BasicとProの2段階が用意されています。

ティア月額ページビュードメインFraseバッジ
無料0ドル10万Fraseサブドメイン表示あり
Basic19ドル25万独自ドメイン可非表示
Pro99ドル100万独自ドメイン可非表示

つまり、独自ドメインで運用したい時点で、実質的にBasicの月19ドルが必要になります。

BasicとProは、どちらも本体プランへの上乗せです。StarterとBasicを組み合わせると月68ドル。ここを見落とすと、予算の見積もりが1割以上ずれます。

年払いにすると、このアドオンも2か月分が浮きます。

ここまでの整理: Fraseの請求は「本体プラン(49ドル〜)+ 公開ホスティングのアドオン(0〜99ドル)」の足し算です。独自ドメインで出すなら最低でも月68ドル。無料で本体機能を試す道はありません。


年払いにすると何が変わる?

年払いを選ぶと、2か月分が差し引かれます。実質10か月分の支払いで12か月使える計算です。

Starterで試算すると、月49ドル×12か月=588ドルが、490ドルまで下がります。差額は98ドル、1ドル150円なら約14,700円。

悩ましいのは、年払いが「使い続ける前提」の賭けになる点です。

  • 3か月使って合わなければ、月額のほうが損失が小さい
  • 半年以上の運用が見えているなら、年払いのほうが得
  • 制作案件が不定期なら、月額で止められる自由度が効く

判断の基準はシンプルです。すでに月8本以上のペースで3か月続けているなら年払い。始めたばかりなら月額。

海外ツールの年払いは、途中解約時の扱いが国内サービスより渋いことがあります。契約前に解約条件のページを確認してください。


日本語で使うときに何がひっかかる?

Fraseは英語圏のツールです。管理画面も英語のまま。日本語のテキストを入れて分析させること自体はできますが、いくつか引っかかりがあります。

場面実際どうなるか
管理画面英語のみ。日本語化のメニューなし
日本語キーワードの分析動くが、英語圏ほどのデータ量は期待しにくい
日本語の原稿生成出力はできる。文体の調整は手作業が要る
サポート英語でのやりとり

つまり、日本語の記事制作に使うなら「構成案づくりの部分だけ使い、文章は別の手段で書く」割り切りが現実的です。

日本語で書くところまで任せたいなら、国産ツールのほうが手間が少ないです。日本語のコピー生成に強い Catchy は、Catchyの使い方ガイドで機能と料金を整理しています。日本語の文体で悩む時間を減らしたい人は、こちらを先に見たほうが早いです。

名前が似ている Phrase は、翻訳・多言語運用のプラットフォームで、Fraseとはまったく別の製品です。検索で紛れ込みやすいので、Phraseのガイドで違いを確認しておくと混乱しません。


月49ドルを回収できるのはどんな人か

料金の議論は、結局「何本書くか」に収束します。仮の単価を置いて計算してみます。

ここでは「記事1本の構成づくりに1時間かかっていて、自分の時間単価を3,000円と置く」という仮定で並べます。

月の執筆本数Frase代(Starter)浮く時間の仮定仮定に基づく差引
2本7,350円1時間(3,000円分)マイナス
5本7,350円2.5時間(7,500円分)ほぼ均衡
10本7,350円5時間(15,000円分)プラス

つまり、この仮定の下では月5本が損益分岐、10本書くなら明確に得という形になります。数字は仮定なので、自分の時間単価に置き換えて計算し直してください。

書く本数が月2〜3本で止まっているなら、Fraseを入れる前にやることがあります。構成づくりの型を自分で1つ決めること。ツールは型のない作業を速くしてくれません。

逆に向かない人

  • 日本語の文章生成そのものを任せたい人
  • 月に1〜2本しか書かない人
  • 英語の管理画面に毎回つまずく人

このどれかに当てはまるなら、月49ドルは重いです。


似た価格帯のツールと、どう考え分けるか

同じ「SEO向け執筆支援」のくくりで名前が挙がるツールがいくつかあります。ただし各社の料金は改定が多く、ここに数字を並べても古くなります。

課金の考え方だけ軸にして整理します。

ツール課金の考え方得意な場面
Fraseプラン内の記事本数で区切る構成案づくりを量産したい
Surfer SEO分析するページ数で区切る既存記事の最適化
Clearscopeレポート数で区切る大手向け、精度重視
Jasper生成量とチーム人数で区切る英語コピーの量産

つまり、Fraseは「本数で管理したい人」に合う課金設計です。最新の金額は各社の公式料金ページで確認してください。

日本語で戦うなら、比較の土俵そのものを変える手もあります。AIライティングのカテゴリやAIライティングのランキングには、日本語前提の選択肢が並んでいます。


Surfer SEO icon
この記事で紹介 / AIマーケティング3.73日本語◎最低料金 $49

契約前に確認しておきたい5つのこと

実際に申し込む前に、ここだけは押さえてください。

  • 通貨がドルかユーロかで、カード会社の為替手数料が変わる
  • 本体プランとホスティングのアドオンは別請求になる
  • 年払いの割引は2か月分、途中解約の条件は要確認
  • 記事本数の枠は、書き直しでも消費される可能性がある
  • 管理画面は英語のみ、チームで使うなら全員が読める必要がある

このうち見落とされやすいのが2つ目です。独自ドメインで公開する前提なら、月19ドルを最初から予算に入れておいてください。

料金ページの数字は改定されます。契約直前に、必ず公式ページで現在の金額を見てください。


AI PICKS編集部の判定

Fraseの月49ドルは、月8本以上書く人にとっては破格です。構成案づくりという、いちばん頭を使う割に成果が見えにくい工程を丸ごと肩代わりしてくれます。この価格帯のツールとしては、本数で枠が区切られている設計がわかりやすく、予算が読めるのも強みです。

一方で、月2〜3本しか書かない個人には正直イマイチ。時間単価で計算すると元が取れません。恒久無料プランがないため「試してから決める」ができないのも、日本のユーザーには抵抗が大きいところです。最低でも1か月分の約7,350円を捨てる覚悟が要ります。

上位のProfessional(月95ユーロ)については、公開情報を突き合わせた見立てとして、個人には推奨しません。上位20件まで分析する必要があるのは、競合が濃い英語圏のキーワードを本気で取りに行く場合。日本語キーワードの多くは、上位10件を読めば構成の骨格が見えます。

結論はひとつ。日本語で月8本以上書いていて、英語の画面に抵抗がないならStarter一択。それ以外の人は、日本語対応の国産ツールを先に検討したほうが満足度は高いはずです。


あわせて見たいツール・カテゴリ

料金の判断が済んだら、隣の選択肢も見ておくと視野が定まります。

  • Fraseのツールページ ... 機能の一覧とスコアをまとめています
  • Surfer SEO ... 既存記事の改善に軸足を置きたいならこちら
  • Clearscope ... 精度重視で、予算に余裕がある場合の選択肢
  • Catchy ... 日本語のコピー生成に強い国産ツール
  • AIライティングのカテゴリ ... 日本語対応の選択肢を一覧で比較できます
  • AIマーケティングのカテゴリ ... 集客施策まで含めて考えたい人向け
  • AIライティングのランキング ... 評価順で並べた一覧
  • AIリサーチのカテゴリ ... 執筆前の情報収集を効率化したい場合

書いた記事を音声で読み返したい人には、Speechify という手もあります。仕組みと料金はSpeechifyのガイドにまとめました。推敲の工程を耳でやると、目で見逃した違和感に気づきます。


Clearscope icon
この記事で紹介 / AIマーケティング3.59日本語◎最低料金 有料

よくある質問(FAQ)

Q. Frase に無料プランはありますか?

本体機能の恒久無料プランは確認できません。無料で使えるのは、どのプランにも含まれる公開ホスティングの無料ティア(月10万PV、25GB帯域、Fraseのサブドメイン)だけです。分析やブリーフ作成を試すには有料プランの契約が必要になります。

Q. いちばん安く始める方法は?

Starterを月額で1か月だけ契約するのが最安です。月49ドル、1ドル150円で約7,350円。年払いは2か月分お得ですが、合わなかったときの損失が大きくなります。継続が見えてから年払いに切り替えてください。

Q. Starter と Professional、どちらを選ぶべきですか?

個人利用ならStarterです。Professionalの月95ユーロ(約103ドル)が活きるのは、検索上位20件まで分析する必要がある競合の濃い領域。日本語キーワードの多くは上位10件で構成の骨格が見えるため、価格差ほどの体感差は出にくいはずです。

Q. 月10本の記事枠は書き直しでも減りますか?

AI最適化をかけた記事の本数でカウントされる仕組みです。大幅に作り直す運用をすると、想定より早く枠を消費する可能性があります。契約前に、公式のヘルプで現在のカウント条件を確認してください。

Q. 日本語の記事にも使えますか?

日本語テキストの入力と出力はできます。ただし管理画面は英語のみで、日本語キーワードの分析データ量は英語圏ほど厚くありません。構成案づくりに使い、本文は別の手段で書く割り切りが現実的です。

Q. 独自ドメインで公開するには追加料金がかかりますか?

かかります。公開ホスティングのBasic(月19ドル、25万PV)以上で独自ドメインが使え、Fraseのバッジも消えます。本体プランとは別の上乗せ請求になるため、Starterと組み合わせると月68ドルです。

Q. Phrase とは違うツールですか?

まったく別の製品です。Phraseは翻訳・多言語運用のプラットフォームで、FraseはSEO向けの執筆支援ツール。名前が1文字違いなので検索で混ざります。翻訳目的ならPhraseのガイドを見てください。

Q. 解約はいつでもできますか?

月額契約なら次回更新前に停止できます。年払いの途中解約は条件が厳しくなることがあるため、契約前に公式の解約ポリシーを読んでおいてください。海外サービスは国内サービスより返金条件が渋い傾向があります。


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