Figma AIの発表内容

「Figma AI」は、自動配置機能であるオートレイアウトで縦方向の折り返しに対応しました。2026年9月25日から提供を始めています。

今回の更新により、配置を縦方向の流れに設定している枠で折り返しが有効になります。枠の大きさを超えた要素は、枠外へはみ出さずに新しい列を作って並びます。

この挙動は、ウェブ制作で要素を柔軟に並べる仕組みである「CSSフレックスボックス」と一致します。デザインの自動配置の仕組みが、実際のウェブ実装の仕様へさらに近づきました。

要素の追加や削除、調整が発生しても、形崩れしない複数列の配置を作ることができます。画面幅や内容の変化に合わせて柔軟に並びが変わるデザインを、手軽に構築できます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、ノートのマス目が縦にいっぱいになったら、自動で隣の新しい列に文字を書き始めてくれるような仕組みです。これまでは枠の下へ突き抜けていた要素が、自動で右側の列へ折り返されます。文字やパーツの量が増減しても、手作業で並べ直す手間が省けます。

編集部の見方

縦方向の自動配置で折り返しができなかった仕様には、これまでかなり不便さを感じていた人が多いはずです。ウェブ制作の標準であるフレックスボックスと同じ挙動に揃えてきた点に、筆者は実用性の高さを強く感じました。

確実な前進です。

ただ、デザイナーの設計をそのまま実装へと引き渡す現場では、両者の仕様が近付くほど余計な手戻りが減って重宝しそうです。複数列のカードや一覧画面を日常的に組んでいる人なら、レイアウト調整の時間をしっかり削れます。次のメジャーアップデートでさらにウェブ標準へどこまで寄せてくるかを見届けたいです。

誰に関係するか

複数列の画面設計を行う人は、要素が増減しても崩れない柔軟なレイアウトを自動で作れるようになります。