発表の内容

Samsungは初のAndroid XR (拡張現実) グラス「Intelligent Eyewear」を投入します。2026年7月の展示を経て、2026年11月に発売します。

本製品はディスプレイを持たず、カメラとマイク、スピーカーを備えています。接続した「Galaxy」スマートフォンを経由し、GoogleのAI「Gemini」が見た光景や音声を処理します。利用者は端末に話しかけ、スピーカーから案内を聞けます。本体の重さはMetaの51g製品より最大5g軽い水準を目標としています。

撮影機能への対策として、フレームの内側と外側に録画を知らせるLEDランプを配置しました。外側のランプが手や物で隠れた場合は撮影を無効化します。なお、画面を持たないAIグラス市場ではMetaが96%のシェアを占めています。

スマートフォンを取り出さずに、見ている光景や周囲の音声をAIに認識させられます。質問への返答をスピーカーから直接聞き取れるため、移動中や作業中も両手を開けたまま調べものを進められます。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、画面を見つめる代わりに「耳と目で相談できるメガネ」です。

普通のメガネに近い見た目ながら、カメラとマイク、スピーカーを備えています。スマホの画面を指で操作しなくても、目に入ったものや周囲の音について話しかけるだけで、専属の案内役のようにAIが答えを教えてくれます。

編集部の見方

先行する巨人に挑む形。Metaが96%を握る画面なしグラス市場にSamsungが切り込む構図は、かなり刺激的です。筆者は、カメラの隠蔽検知で録画を止める安全策をあらかじめ組み込んできた点に感心しました。

ただ、日常的に身につける機器だからこそ、51gより軽いという目標をどこまで突き詰められるかが使い勝手を左右しそうです。すでにGalaxyを使っている人なら、スマホの画面を開かずにAIへ頼れる恩恵を素直に受けられると思います。

そこで最後の決め手となるのが、具体的な価格設定です。11月の発売時に公表される本体価格と、日本での取り扱いがあるかを確かめたいところです。

誰に関係するか

移動や現場作業を行いながら業務を進めている人は、スマートフォンを取り出さずに目にした情報や音声をAIに確認できるようになります。

複数の発表・報道をもとに編集部が事実関係を確認して執筆しています。