発表の内容

ASUSは、クリエイター向け32型モニター「ProArt PA329CDV」を発売しました。4K解像度の量子ドット有機ELパネルを採用し、直販価格は899ドルです。

パネルは120Hz(1秒間に120回画面を書き換える数値)の高速駆動に対応します。映画制作規格のDCI-P3を99%カバーし、出荷時に色誤差をデルタE1.5未満へ校正しています。ピーク輝度は1000ニトで、従来比2.5倍の耐擦傷性を持つ保護フィルムも備えます。

端子類は最大96Wの給電に対応するUSB-CやHDMI、DisplayPortを配置しています。1組のマウスとキーボードで2台のPCを切り替えられるAuto KVM機能も備えました。MacBookの画面と色温度を合わせる専用モードや、輝度操作の連動も利用できます。

動画編集やCG制作などの精密な色彩確認を、滑らかな表示環境で行えます。ノートPCへの給電と画面出力をUSB-Cケーブル1本で完結できるため、作業環境も簡潔になります。

つまり、どういうこと?

ざっくり言うと、正確な色合いと滑らかな動きを両立した32型の本格的な有機EL画面が、899ドルで手に入るということです。

たとえるなら、デザインの仕上がりを厳密に確かめるプロの現場環境を、そのまま作業机に置くようなものです。傷に強い保護加工も施されており、画面拭きなどの手入れに気を使うストレスも省けます。

編集部の見方

プロ向けの有機ELで899ドルという価格設定に、筆者はかなり驚きました。普通はこのクラスの制作向けモニターは手が届きにくい価格になりますが、本機は120Hz駆動や96W給電まで揃えてきました。有機ELの傷つきやすさに対し、保護フィルムで強度を2.5倍に引き上げた点も実用的です。

狙い目はMac連携。

ただ、MacBookと色味を合わせる機能を見る限り、デザイナーや動画編集者の作業用として破格の選択肢になります。社内でクリエイティブを内製するチームなら、導入候補の筆頭になりそうです。次は日本国内向けの正式発表と、為替を反映した円建ての価格設定を見届けたいです。

誰に関係するか

MacBookで動画編集やデザイン作業を行っている人は、ケーブル1本で給電しながら正確な色味と滑らかな動きで仕上がりを確認できるようになります。

出典: ASUS ↗/ Notebookcheckも報道