Arc Browser代替7選|無料・日本語対応の乗り換え先と選び方 (2026年版)

Arc Browser代替7選|無料・日本語対応の乗り換え先と選び方 (2026年版)

この記事のポイント Arcは2026年もふつうに起動しますが、2025年5月のメンテナンスモード入り以降、新機能はひとつも増えていません。 見た目と操作感を残したいならVivaldi、Arcの思想ごと引き継ぎたいならDia、長く安心して使いたいならBrave。この3つで9割の人は決着します。 縦タブ・ワークスペース・コマンドバーの再現度、日本語UIの有無、オープンソースかどうかを7ブラウザ分の表で並べました。 移行はブックマークとパスワードの2つさえ運べば、実作業30分で終わります。

Arcを開いたとき、「そういえば最近アップデート来てないな」と気づいたはずです。気のせいではありません。開発は止まっています。

ただ、慌てて乗り換える必要もない。Arcは今も動きますし、セキュリティ更新も届いています。問題は「この先も育つのか」で、その答えはノーです。

だから乗り換え先を先に決めておく。ここでは候補を7つに絞って、どれを選べばいいかまで書きます。


Arcの代わりは、この3つから選べば失敗しません

Arc Browser代替7選|無料・日本語対応の乗り換え先と選び方 (2026年版) 図2

結論を先に置きます。Arcユーザーの乗り換え先は、実質3択です。

あなたのタイプ選ぶべきブラウザ決め手
縦タブとワークスペースが手放せないVivaldiArc風UIの再現度が最も高い
Arcの世界観ごと引き継ぎたいDia同じ開発元。移行作業がほぼ不要
もう振り回されたくないBrave開発が安定、オープンソース

つまり、UIを取るか、開発元を取るか、長期の安定を取るか。この3軸で自分の優先順位を決めれば、残りの候補は自然に落ちます。

迷ったらVivaldiです。無料で、日本語UIがあって、Arcで使っていた操作の大半がそのまま指に残ります。


Arcは今どうなっている?使えるけれど、もう育ちません

Arc Browser代替7選|無料・日本語対応の乗り換え先と選び方 (2026年版) 図3

Arcは2026年時点で「凍結されているが機能はしている」状態です。起動もするし、ページも普通に表示されます。

開発元のThe Browser Companyは2025年5月にArcをメンテナンスモードへ移し、以降の開発リソースを新ブラウザDiaへ振り向けました。この方針は公式に説明されており、2026年7月時点でも変わっていません。

Arcの現状を、動くもの・止まったものに分けて整理します。

項目状態
起動・ページ表示問題なし (Mac・Windows)
Chrome拡張機能そのまま動作
Chromiumのセキュリティ更新継続して配信
新機能の追加停止。1つも増えていない
不具合の根本修正期待できない
将来のOS大型更新への追従保証なし

つまり、明日壊れるわけではないけれど、明後日の話は誰も保証してくれない。ここが乗り換えを考える理由です。

Arcそのものの機能をおさらいしたい人は、Arcの使い方ガイドに基本操作をまとめてあります。乗り換え前に「自分が本当に使っていた機能」を洗い出すと、選定がぐっと楽になります。


Arc代替ブラウザとは?選ぶときの4本の柱

Arc Browser代替7選|無料・日本語対応の乗り換え先と選び方 (2026年版) 図4

Arc代替ブラウザとは、Arcが持っていた「縦タブ・ワークスペース・コマンドバー・軽い操作感」を別のかたちで満たすブラウザのことです。単にChromeに戻ることは、ここでは代替と呼びません。

選ぶ軸は4つあります。

  • 縦タブ:画面左側にタブを縦に並べる表示。横タブより一覧性が高い
  • ワークスペース:仕事用・私用などでタブ群を丸ごと切り替える仕組み
  • コマンドバー:キーボードだけで検索・タブ移動・設定変更を呼び出す入力欄
  • 開発の継続性:数年後もアップデートが届くか

Arcが刺さっていた人ほど、上の3つが「体に入って」います。乗り換え先でここが欠けると、毎日ストレスを踏みます。

4つ目の継続性は地味ですが、いちばん高くつく項目。Arcで一度痛い目を見た人なら、もう説明はいらないはずです。


主要な代替7つを一覧で比べる

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候補として名前が挙がるブラウザを、Arcの4本柱でそのまま採点しました。

ブラウザ縦タブワークスペースコマンドバーベース日本語UI
Vivaldi○ 標準搭載○ 名前付きで管理○ F2で呼び出しChromium
Dia○ Arcから引き継ぎ可Chromium△ 英語中心
Brave○ 設定で有効化△ プロファイル分離△ 簡易Chromium
Thorium△ 拡張で補う××Chromium
Comet○ AI前提Chromium
Sidekick○ アプリ分離型Chromium
Norton NeoChromium

つまり、Arcの4本柱を素の状態で3つ以上満たすのはVivaldi・Dia・Sidekickの3本。ここが第一候補群になります。

Chromiumベースが並ぶのには理由があります。Chrome拡張がそのまま動くので、移行の痛みが小さい。1PasswordもuBlockも入れ直すだけで済みます。


見た目と操作感を残すならVivaldi一択

Arcの手触りをいちばん忠実に再現しているのがVivaldiです。縦タブ、名前付きワークスペース、F2で開くクイックコマンド。この3点が最初から入っています。

しかも設定の粒度が異常に細かい。タブの積み重ね方、キーボードショートカット、マウスジェスチャーまで自分で組み替えられます。Arcの「決め打ちされた美しさ」とは逆の思想ですが、慣れると戻れません。

日本語UIが最初から用意されている点も、地味に効きます。家族や同僚のPCに入れても説明がいらない。

項目Vivaldiでの扱い
縦タブ標準。左右どちらにも配置可能
ワークスペース名前を付けてタブ群ごと切り替え
コマンド呼び出しF2キー
Chrome拡張そのまま利用可
料金無料
ソース公開一部のみ (完全なオープンソースではない)

つまり、Arc難民の受け皿としての完成度は現時点で頭ひとつ抜けています。唯一の弱点は、設定画面の情報量に最初ひるむこと。

最初の30分だけ我慢して、縦タブとワークスペースだけ整えてください。あとは使いながらでいい。


Arcの思想を継ぐならDia

Diaは、Arcを作った同じチームが開発している後継ブラウザです。「Arcの続き」を求めるなら、これがいちばん近い。

移行のなめらかさが売りで、スペースやブックマークを引き継げるため、乗り換え作業そのものがほとんど発生しません。UIの手触りもArcに寄せてあります。

一方で、Diaは開発の主軸をAI機能に置いています。ブラウザがページの内容を読んで要約したり、質問に答えたりする方向。ここに価値を感じるかで評価が割れます。

  • Diaが合う人:Arcの操作感を1ミリも変えたくない、AI機能に前向き
  • Diaが合わない人:英語UIが苦手、新興ブラウザにもう賭けたくない

正直、2度目のリスクを取るかという話でもあります。Arcを畳んだ判断を下したチームなので、Diaが5年後も同じ形で存在する保証はありません。

それでも移行コストがほぼゼロという利点は破格。まずDiaを試し、合わなければVivaldiへ、という順番が現実的です。詳しい比較はArcとdiabrowserの比較にまとめています。


無料で長く使いたいならBrave

「もうブラウザ選びで消耗したくない」人にはBraveを推します。派手さはありませんが、開発が安定していて、広告とトラッカーの遮断が標準で入っています。

縦タブは設定から有効化できます。ワークスペースに相当する機能はプロファイル分離で代用するかたち。Arcの体験を完全再現はしません。

その代わり、余計なものを背負っていない。ページ表示は速く、初期設定のまま使っても広告が減ります。

比較軸VivaldiBrave
Arc風UIの再現度高い中くらい
広告・追跡ブロック拡張機能で追加標準搭載
オープンソース一部○ 全面公開
カスタマイズ性極めて高いほどほど
学習コストやや高い低い
料金無料無料

つまり、UIを取るならVivaldi、静けさと安心を取るならBrave。この2本の性格差が、そのまま選択の分かれ目になります。


オープンソースにこだわるならどれを選べばいい?

ソースコードが公開されているかを最優先にするなら、選択肢は3つに絞られます。

ブラウザベース特徴
BraveChromium追跡ブロック標準。日本語UIあり
ThoriumChromium速度重視のフォーク。UI機能は最小限
Firefox独自エンジンChromiumに依存しない唯一の主要選択肢

Thoriumは速さに全振りしたChromiumフォークで、縦タブやワークスペースは素の状態では持ちません。拡張機能で足す前提です。玄人向け。

Firefoxはエンジンそのものが独立している点が価値。Chromium一極集中を避けたい人には、ここが決定打になります。縦タブは拡張機能とサイドバーで組みます。

つまり、オープンソース×手間なしならBrave、オープンソース×自分で組むならThoriumかFirefox。ここは思想で選んでかまいません。

Vivaldiは一部コードが非公開なので、この条件では脱落します。UIの再現度とソース公開は、残念ながら両立しません。


日本語で使えるのはどれ?UIと表示の実態

日本語環境で困らないかは、乗り換え後に効いてくる項目です。ここを軽視すると、設定変更のたびに翻訳と格闘します。

ブラウザUIの日本語化日本語入力の扱い総合
Vivaldi○ 標準対応問題なし安心
Brave○ 標準対応問題なし安心
Dia△ 英語中心入力は可能英語に抵抗なければ
Comet△ 英語中心入力は可能AI応答は日本語可
Sidekick△ 英語中心入力は可能玄人向け
Thorium△ 部分的問題なし玄人向け
Norton Neo△ 英語中心入力は可能検証が必要

つまり、日本語UIを条件に入れた瞬間、実質的にVivaldiとBraveの2択になります。

ここが「Arcの完全再現」を狙うDiaと、日常使いの快適さを狙うVivaldiの分岐点。英語UIそのものは慣れの問題ですが、家族共用PCや業務端末では日本語UIが正義です。

ここまでの整理:Arcは動くが育たない。UI再現度で選ぶならVivaldi、移行の楽さならDia、長期の安心とオープンソースならBrave。日本語UIを条件にするとVivaldiとBraveの2択。ここから先は、AI機能をどこまで求めるかの話に移ります。


AI搭載ブラウザは代替になる?CometとNorton Neoの立ち位置

ここ1年で増えたのが、AIを前提に設計されたブラウザです。ページを読ませて要約させたり、複数タブの内容をまとめて質問したりできます。

代表格がPerplexityのComet。検索エンジンの延長としてブラウザを設計しており、調べものの多い人には刺さります。使い方はCometブラウザの解説記事に整理しました。

Norton NeoSidekickも、それぞれ別の角度からタブ地獄の解決を狙っています。Sidekickは業務アプリをタブではなくサイドバーの「アプリ」として持たせる設計で、SaaSを10個開きっぱなしにする人には効きます。

ただ、AI機能を理由にブラウザを乗り換えるのは、順序が逆だと考えています。

ブラウザは1日8時間触る道具。AIは付加価値であって、土台の操作感を犠牲にしてまで取るものではありません。AI機能を軸に選びたい人はAIリサーチ系のツール一覧から先に当たるほうが、遠回りに見えて早いです。


乗り換えの手順は?失敗しない5ステップ

移行作業そのものは30分で終わります。順番を間違えなければ。

  1. Arcで使っていた機能を書き出す — 縦タブ、スペース、ショートカット。実際に使っていたものだけ
  2. ブックマークをエクスポート — HTMLファイルで書き出す。ここが本体
  3. パスワードの保管場所を決める — ブラウザ内蔵か、専用アプリか。移行前に決めておく
  4. 新ブラウザで縦タブとワークスペースを先に設定 — 拡張機能より先。土台が整わないと評価がぶれる
  5. Arcは1か月残す — 消さない。取りこぼしに気づいたとき戻れます

5番目が本当に大事。すぐアンインストールして、ブックマークの一部が消えていたと後から気づくパターンが多い。

業務PCで乗り換えるなら、社内の承認プロセスも先に確認してください。ブラウザは通信経路そのものなので、ツール導入のルールが厳しい会社ほど揉めます。社内向けの選定基準づくりは社内監査向けAIツールの選び方の考え方がそのまま流用できます。


タイプ別の早見表:あなたはどれを選ぶべきか

ここまでの内容を、使い方のタイプごとに1本ずつ割り当てます。

あなたの使い方推奨理由
タブを50個開く、整理したいVivaldiワークスペースとタブ積み重ねが強い
Arcの見た目が好きだったDia同じチーム。移行作業ほぼなし
広告が嫌い、設定はいじりたくないBrave遮断が標準。初期設定で完成
Chromiumを避けたいFirefox独立エンジン。オープンソース
SaaSを10個常時開くSidekickアプリ分離型のサイドバー
調べものが仕事の中心Comet検索前提の設計
とにかく軽くしたいThorium速度特化。UIは自分で組む

つまり、Arcの代替は「1つの正解」ではなく、あなたが何を捨てられるかで決まります。全部を満たすブラウザは、今のところ存在しません。

制作系の作業をブラウザで完結させている人は、選定の優先順位が変わります。画像生成をブラウザ上で回すならイラスト向けAIツールの比較を先に見て、必要な拡張機能を洗い出してから乗り換えると手戻りが減ります。ローカル環境で回している人はComfyUIとStable Diffusionの違いのほうが本題に近いはずです。

日々の作業効率そのものを見直したいなら、生産性向上ツールのカテゴリもあわせてどうぞ。


AI PICKS編集部の判定

Arc難民の乗り換え先はVivaldi一択です。理由は3つ。縦タブ・ワークスペース・コマンドバーというArcの三本柱を素の状態で全部持っていること、日本語UIが標準であること、そして開発が20年以上続いている会社の製品であること。Arcで味わった「開発が止まる」痛みを二度と踏まない、という条件を最も満たします。

Diaは魅力的ですが、正直まだ賭けです。Arcを畳んだ同じチームが作っている以上、方針転換のリスクは構造的に残ります。移行コストがゼロに近いので試す価値は大きい。ただし本命として腰を据えるには、もう少し時間が要ります。

Braveは「UIより静けさ」を選ぶ人向け。Arc風の体験は諦めることになりますが、広告と追跡の遮断が最初から効いている快適さは重宝します。オープンソースであることに価値を感じる人なら、ここが本命でしょう。

Arcを使い続けるのも、当面は成立します。セキュリティ更新は届いていますし、明日壊れるものではない。ただ「凍結された道具を使い続ける」判断を、いつまで先送りするかという話です。1か月以内に移行先を試しておくのを勧めます。


よくある質問(FAQ)

Q. Arcは2026年も使えますか?

使えます。Mac・Windowsともにダウンロード、インストール、起動まで問題なく動きます。Chrome拡張も従来どおり利用でき、Chromiumのセキュリティ更新も配信されています。ただし新機能は2025年5月以降ひとつも追加されていません。

Q. Arcの代替に料金はかかりますか?

基本、無料です。Vivaldi、Brave、Thorium、Firefoxはすべての機能を無料で使えます。有料になるのはAI機能の上位プランを契約する場合だけで、ブラウザとしての利用に費用は発生しません。

Q. Arcにいちばん近いブラウザはどれですか?

Vivaldiです。縦タブ、名前付きワークスペース、F2で開くクイックコマンドという、Arcの主要3機能を初期状態で備えています。Chromium系のなかでArcの操作感を最も忠実になぞれる1本です。

Q. Diaに移行するとブックマークは消えますか?

消えません。DiaはArcと同じ開発元が作っているため、スペースやブックマークを引き継げます。移行作業がほとんど発生しない点が最大の利点です。念のためArc側でHTML書き出しのバックアップを取っておくと安心。

Q. オープンソースのArc代替はありますか?

Brave、Thorium、Firefoxの3つが該当します。手間をかけずに使いたいならBrave、速度重視で自分で組み上げたいならThorium、Chromiumへの依存を避けたいならFirefoxという住み分けです。Vivaldiは一部コードが非公開なので、この条件では外れます。

Q. 日本語UIで使えるArc代替はどれですか?

VivaldiとBraveの2つが標準で日本語UIに対応しています。Dia、Comet、Sidekickは英語UIが中心で、日本語入力自体はできるものの設定画面は英語です。家族共用や業務端末ではVivaldiかBraveが無難。

Q. 乗り換えたあとArcは削除すべきですか?

すぐには消さないでください。1か月ほど残しておくと、ブックマークやログイン情報の取りこぼしに気づいたときに戻れます。新ブラウザで問題なく1か月回ったのを確認してから削除するのが安全です。

Q. AI搭載ブラウザに乗り換える価値はありますか?

調べものが仕事の中心なら価値があります。ただしブラウザは1日に何時間も触る道具なので、AI機能を理由に基本の操作感を犠牲にするのは順序が逆。既存ブラウザにAI検索ツールを組み合わせるほうが、多くの人には現実的です。


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