Rosebud AIとは?コード不要でゲームが作れる料金と始め方 (2026年版)

Rosebud AIとは?コード不要でゲームが作れる料金と始め方 (2026年版)

この記事のポイント Rosebud AIは、作りたいゲームを文章で説明するだけで、ブラウザで遊べる形まで出力してくれるAIです。プログラミングの知識は要りません。 有料プランはIndie Dev (Plus) の月10ドルから。無料でも試作はできます。 ただし「rosebud ai」で検索すると、AI日記アプリ・日本のイラスト制作サービス・シカゴのレストランまで混ざって出てきます。まずそこを切り分けます。 結論としては、個人の試作と学習用途なら破格。受託や本格リリースの土台にするには、まだ荒さが残ります。

「ゲームを作ってみたいけど、Unityを開いた瞬間に心が折れた」。この記事にたどり着く人の多くが、たぶんそこにいます。Rosebud AIは、その折れる工程を丸ごと飛ばすためのサービスです。


Rosebud AIとは、指示文だけで遊べるゲームが作れるAIです

Rosebud AIとは?コード不要でゲームが作れる料金と始め方 (2026年版) 図2

Rosebud AIとは、作りたいゲームを文章で説明するか、用意されたテンプレートを選ぶだけで、実際に遊べるゲームを組み立ててくれるAIプラットフォームです。運営は米国のROSEBUD AI, INC。

中核となる機能は「Game Maker」と呼ばれています。公式サイトの説明も一貫していて、アイデアを書く、作る、公開する。この3ステップだけ。コーディングは不要とうたわれています。

ここでいう指示文(AIへの指示のこと。プロンプトとも呼びます)は、専門的な書き方でなくて構いません。「横スクロールで、猫がビルの間を飛び移るゲーム。障害物はカラス」くらいの粒度で通ります。

出力されるのはブラウザで動くゲームです。ダウンロードもインストールも要らず、URLを渡せば友達がその場で遊べます。ここが、従来のゲームエンジンと決定的に違うところ。

では、なぜ検索結果がこんなに散らかっているのか。


「rosebud ai」で検索すると何が出てくる?

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同じ「Rosebud」という名前を、まったく無関係な複数の事業者が使っています。検索して混乱するのは、あなたの探し方が悪いのではありません。

下の表は、2026年7月時点で「rosebud ai」周辺の検索結果に混ざってくる主なものを並べたものです。

名前正体誰向けか見分け方
Rosebud AI Game MakerAIでゲームを作るプラットフォーム(米ROSEBUD AI, INC)ゲームを作りたい人「Create Games with AI」の表記
Rosebud(AI Journal & Diary)AI日記アプリ。App Storeで配信。上位版は「Bloom」自己内省・習慣化をしたい人App Storeのアプリページ
ROSEBUD(イラスト制作)日本のイラスト受注サービス。表情差分1種2,000円などの追加料金表を公開キャラ絵を発注したい人日本語の料金ページ、円建て
Rosebud Taylor Streetシカゴのイタリアンレストラン旅行者Googleレビューが並ぶ

つまり、この記事で扱うのは1行目だけです。日記アプリの方は「エントリと目標を過去の発言に紐づける」タイプのAI日記で、ゲーム制作とは1ミリも関係ありません。イラストのROSEBUDも同様で、こちらは人が描く受注制作。商用利用は要相談という条件が明記されています。

名前の重複は地味に厄介で、レビューを読んでいるつもりが別サービスの評価を読んでいた、という事故が起きます。以降は「Rosebud AI=ゲーム制作の方」で統一します。


何ができる?作れるゲームの範囲

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Rosebud AIでできるのは、ざっくり言えば「軽いブラウザゲームを、企画から公開まで一人で完走すること」です。

  • 文章の指示から、動くゲームのたたき台を生成する
  • テンプレートを選んで、そこから改造していく
  • 生成されたゲームをその場でプレイして確認する
  • URLを発行して他人に遊んでもらう

得意なのは、ルールがシンプルで1画面に収まるタイプ。避けゲー、クリッカー、パズル、簡単な2Dアクション、クイズ系。この辺りは「思いついてから遊べるまで」が驚くほど短いです。

逆に、3Dのオープンワールドや、複雑なセーブデータ管理を伴うRPGを丸ごと投げると厳しい。段階を分けて指示を積み上げる前提のツールだと考えてください。

ここが判断の分かれ目になります。作りたいものが「一発ネタのミニゲーム」なら一択。「Steamで売る本編」なら、Rosebud AIは企画検証の道具として使い、本編は別で作るのが現実的です。

ゲーム制作まわりのツールを横並びで見たい人は、AIゲーム開発カテゴリに他の選択肢もまとまっています。


料金はいくら?プランと無料で試せる範囲

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有料プランは2段構成です。コミュニティ向けFAQで案内されている構成では、Indie Dev(Plus)と10x Dev(Pro)の2つ。

プラン月額想定ユーザー備考
無料0円まず触ってみたい人生成量に上限。試作と学習には足りる
Indie Dev (Plus)10ドル個人開発者・週末制作2026年7月時点で確認できた最安の有料枠
10x Dev (Pro)公式の料金ページで要確認制作本数が多い人生成上限が大きく引き上げられる位置づけ

つまり、月10ドル。日本円で1,500円前後(為替で変動します)。ゲームエンジンの学習に費やす時間を金で買う、と考えれば安い部類です。

金額まわりで注意点をひとつ。海外のAIツールは価格改定の頻度が高く、まとめ記事の数字は平気で半年前のまま止まっています。課金前にRosebud AIの料金ページと本家の料金表を必ず突き合わせてください。

なお、Rosebud AI自身がブログで他社のAIツールを紹介する記事も出しています。そこに書かれた「月5ドル」「月22ドル」といった金額は紹介先ツールのもので、Rosebud AIの料金ではありません。混同しやすいポイントです。

支払いはドル建てになるため、クレジットカードの海外手数料も乗ります。年間で見ると数百円の差ですが、複数ツールを契約している人はここが積み上がります。


誰に向いている?向かない人は?

正直に言うと、このツールは万人向けではありません。刺さる人にはとことん刺さります。

こんな人向き理由
ゲームを作ったことがない最初の1本が完成する体験を、その日のうちに得られる
教育・研修でゲーム制作を教えたい環境構築ゼロ。ブラウザだけで全員が同じ場所に立てる
企画のプロトタイプを高速で回したい会議で言葉を尽くすより、遊ばせた方が早い
既にUnity/Godotで作れる細かい制御を求めると、指示の往復が手作業より遅くなる
商用リリースを前提にしている権利と規約の確認が先。土台としては次項の注意点が重い

判断軸はシンプルで、「完成度」より「到達速度」を欲しているかどうか。速度が欲しいなら重宝します。

学習用途での価値は特に大きいと考えています。ゲーム制作の挫折はほぼ全て「動くものが見える前に力尽きる」ことで起きるからです。その最初の壁だけを壊してくれる道具、という理解が一番近い。


使い方の流れ — アイデアからURL共有まで

実際の手順は驚くほど短いです。工程ごとに何をするかを整理しました。

ステップやることかかる時間の目安つまずきどころ
1アカウント作成数分メール認証のみ
2テンプレート選択、または文章で説明5〜15分説明が抽象的だと的外れな出力になる
3生成されたゲームをプレイして確認即時想定と違う挙動はここで判明する
4追加の指示で修正を重ねるここが本番一度に複数の変更を頼まない
5公開してURLを共有数分公開範囲の設定を確認する

つまり、時間の大半はステップ4に溶けます。ここでの唯一のコツは、変更を1回につき1つに絞ること。「敵を速くして、色を青にして、スコア表示を右上に」と3つまとめて頼むと、だいたい1つ無視されます。

指示文をいきなり本番で書くのがしんどい人は、無料のチャットAIで企画を詰めてから持ち込むと歩留まりが上がります。無料で使える対話AIの選択肢はMeta AIの使い方ガイドにもまとめてあり、アイデアの壁打ち相手としては十分機能します。

ゲームのコアルールを一文で言い切れるようになってから投げる。それだけで、修正の往復が半分になります。


日本語でも使える?日本のユーザーがつまずく点

使えます。ただし手放しで快適とは言えません。

UIとヘルプは英語が基本です。日本語で指示を書いても通りますが、複雑な仕様になるほど解釈が揺れやすい。英語で短く書いた方が、狙った出力に近づく場面は確実にあります。

ゲーム内に日本語テキストを表示させる場合は、フォントの扱いに注意が必要です。海外製のブラウザゲーム基盤は、日本語の文字が豆腐(□)になったり、意図しない位置で改行されたりすることがあります。長い日本語セリフを大量に入れる企画とは相性がよくありません。

日本語まわりの現状はRosebud AIの日本語対応ページにまとめています。

英語の公式情報を追うのが面倒なら、日本語で要約しながら一次情報にたどれるAI検索を挟むのが早いです。Feloの完全ガイドで紹介している使い方なら、料金改定や仕様変更の確認が数分で済みます。海外ツールを複数使う人ほど、この手間の差が効いてきます。


商用利用と権利まわりで先に確認すること

ここは慎重にいきましょう。無料で遊ぶ分には何も考えなくていいのですが、収益化した瞬間に話が変わります。

確認すべきは3点です。

  • 生成されたゲームの権利が誰に帰属するか(プランによって条件が異なる場合がある)
  • ゲーム内で使う画像・音声の出所と、その素材のライセンス
  • 広告掲載や有料販売が規約上許されているか

特に2つ目が見落とされがちです。AIが用意した素材をそのまま乗せて公開し、後から素材のライセンスで揉める。これは生成AI全般で繰り返されている事故のパターンです。

商用でリリースするなら、素材は出所が明確なものに差し替える。この一手間を惜しまない方が、結果的に安く済みます。


bolt.newやLovableとどう違う?

「文章から動くものが出てくる」という点では、Web開発系のAIツールと似て見えます。ただ、出口が違います。

ツール主な出口コード編集向いている用途
Rosebud AIブラウザゲーム限定的ミニゲーム、教育、企画検証
bolt.newWebアプリ可(コードを直接触れる)業務ツール、LP、SaaSの試作
LovableWebアプリ・サービスプロダクトのMVP構築
Replit何でも(汎用の開発環境)学習、サーバー含む開発
v0UIコンポーネント画面デザインの高速生成

つまり、ゲームという出口に特化しているのがRosebud AIの立ち位置です。汎用ツールでもゲームは作れますが、物理演算やスコア管理のような「ゲームなら当然ある要素」を毎回ゼロから説明する羽目になります。その説明コストが要らないぶん、Rosebud AIは圧倒的に早い。

反面、コードを自分で直したい人には窮屈です。細部を詰める段階で「あと1行いじれれば終わるのに」という場面が来る。そこで詰まるなら、素直に汎用ツールへ移った方が幸せです。

ノーコード系の選択肢全体を眺めたい場合はAIノーコードカテゴリが入口になります。

ここまでの整理:Rosebud AIは「月10ドル前後で、ゲームの最初の1本を今日中に完成させる」ための道具。同名サービスとの混同に注意し、商用化するなら権利と素材の確認が先。細部を詰めたい人はWeb開発系AIとの併用が現実的です。


画像と音の素材はどう用意するか

ゲームの見た目と音は、そのまま体験の質になります。生成された既定の素材のままだと、どうしても「AIで作った感」が抜けません。

キャラクターや背景を自分で用意するなら、画像生成AIの併用が定番です。作風の選び方から入りたい人にはAIイラストツールの比較が実用的で、ドット絵風・水彩風といった目的別の向き不向きが整理されています。ゲームは統一感が命なので、ツールを1つに絞る判断が先。

同じキャラを何枚も、同じ絵柄で出したい。この要件が出てきたら、ローカル環境での生成に踏み込む価値があります。ComfyUIとStable Diffusionの違いを読んでおくと、どこまで自分でやるかの線引きがしやすくなります。

手軽さ優先ならLeonardo AIのようなブラウザ完結型で十分。素材の選択肢は画像生成カテゴリにまとまっています。

BGMはSunoなどの音楽生成AIで作れます。ただし、ここでも商用利用の条件はツールごとに違うので、リリース前に必ず読み合わせを。


チームや会社で使う前のチェック

個人の趣味なら気にせず使えばいい話ですが、業務で使うとなると別の目線が要ります。

Rosebud AIについて、SOC 2やISO 27001といった第三者認証の取得情報は、公開情報からは確認できませんでした。社内の機密情報や顧客データを含む企画を投げる用途には、現時点では推奨しません。

社外ツールを導入する際の判断軸はAIツールの社内監査ガイドにまとめてあります。データの保存先、学習利用の有無、退会時の扱い。この3つだけでも先に確認しておくと、後から止められる事態を避けられます。

研修や社内イベントで使う分には、扱う情報が公開前提なので気楽です。実際、環境構築が要らないという特性は、参加者のPC環境がバラバラな場でこそ効きます。


AI PICKS編集部の判定

個人の試作と学習用途なら、月10ドルは破格です。ゲーム制作でいちばん高くつくのは「動くものが見えるまでの時間」で、Rosebud AIはそこを丸ごと削ります。初めての1本を完成させる体験を買うツールとして、これ以上に手軽な選択肢は思い当たりません。

一方、受託や商用リリースの土台としては正直まだ微妙です。細部の制御が効かず、詰めの段階で必ず壁に当たります。権利まわりの情報も、公開されている範囲が薄い。ここを踏まえずに「これで売れるゲームが作れる」と期待すると、確実にがっかりします。

使い分けの結論はこうです。企画検証と教育はRosebud AI、本番実装は別のエンジンかWeb開発系AI。この線引きさえ守れば、コスト対効果は極めて良好。

そして「rosebud ai」で検索してこのページに来た人は、まず自分が探しているのがゲーム制作なのか、日記アプリなのか、イラスト発注なのかを確認してください。3割くらいの人は、たぶん違う方を探しています。


よくある質問(FAQ)

Q. Rosebud AIは無料で使えますか?

使えます。アカウントを作れば無料の範囲で試作ができます。生成できる量に上限があるため、本格的に作り込む段階で有料プランが必要になる、という設計です。

Q. プログラミングの知識は本当に不要ですか?

不要です。文章での指示、またはテンプレート選択だけでゲームが出力されます。ただし、思い通りの挙動に近づけるには「何をどう変えてほしいか」を言語化する力が要ります。そこは訓練が必要。

Q. 作ったゲームを販売できますか?

プランと利用規約によります。収益化を前提にするなら、契約前に権利の帰属と商用利用の条件を必ず確認してください。ゲーム内で使う素材のライセンスも別途チェックが要ります。

Q. AI日記アプリの「Rosebud」とは別物ですか?

まったくの別物です。日記アプリの方はApp Storeで配信されている自己内省ツールで、上位版は「Bloom」と呼ばれています。運営も機能も無関係。レビューを読むときは対象を間違えないよう気をつけてください。

Q. 日本語のセリフを大量に入れたノベルゲームは作れますか?

作れなくはありませんが、あまり向きません。海外製の基盤なので日本語フォントの表示崩れが起きやすく、長文の改行制御にも手がかかります。テキスト量が多い企画は、専用のノベルゲームエンジンを検討した方が早いです。

Q. bolt.newやLovableと併用する意味はありますか?

あります。ゲーム本体はRosebud AI、公開用のサイトやランキング機能はbolt.new、といった分担が現実的です。どちらも文章から作れるので、切り替えのコストは低め。

Q. 3Dゲームは作れますか?

軽いものなら可能性はありますが、複雑な3D作品を丸ごと生成させるのは現実的ではありません。1画面で完結する2Dのミニゲームが最も安定します。


関連する比較・代替を見る

どれを選ぶかで迷っているなら、1対1の比較から見た方が早く決まります。

次に読むならこれ。ゲームの見た目を自分で作り込みたいなら、AIイラストツールの比較を先に読んでおくと、素材の統一感で悩む時間がまるごと消えます。作風を決めてから作り始めた方が、完成率は明確に上がります。

各ツールの公式サイト(一次情報)

料金・機能・対応範囲は各社公式が一次情報です。本記事は公開時点の検証に基づきますが、最新かつ正確な条件は必ず各公式ページで確認してください。