Cursorの発表内容

Cursorは2026年11月6日、AIエージェントとリアルタイムで音声通話ができる新機能を提供しました。利用者は声で指示を出し、AIの作業状況や変更内容を音声で聞き取れます。

通話は入力欄が空のときに、波形ボタンを押して開始します。iOS版ではSiriに呼びかけて通話を始めたり、ロック画面から通話を終了したりできます。音声の合成には「Grok Voice」を採用しており、複数の声質から好みの音声を選択可能です。

この機能は、話した言葉を文字に変換する従来の音声入力とは異なります。利用者が指示した作業をAIが実行している間も通話を続けられます。AIは作業中の短いメモや完了報告を声で返答するため、画面を見続けなくても進行が分かります。

作業中に変更箇所を口頭で質問したり、過去の通話履歴を調べたりできます。プライバシーモードを有効にすれば、会話データを残さずに音声機能を利用できます。

つまり、どういうこと?

ひらたく言うと、作業中の部下に内線電話をかけて、口頭で進捗を聞けるようになった感覚です。これまでは指示をキーボードで打ち込み、結果を画面の文字で確認していました。今回の更新により、声で指示を出して耳で状況を聞く、ハンズフリーのやり取りが可能になります。

編集部の見方

作業の実行中にも声で割り込んで質問できる設計に、筆者は実用性の高さを感じました。作業中のAIを待つ間、画面の文字を追わずに耳だけで進捗を把握できるのは便利です。音声技術に「Grok Voice」を選んだ点も、自然な対話速度を意識した結果に見えます。

筆者もかなり驚きました。

ただ、職場で声を出す場面はまだ限られそうです。一人で集中できる環境なら重宝しますが、周囲に人がいるオフィスでは従来のキーボード入力と使い分ける形になりそうです。

誰に関係するか

Cursorで作業の指示を出している人は、画面に文字を入力することなく、音声のやり取りだけで進み具合の確認や追加の依頼ができるようになります。