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Polycamの料金は月$26.99から。無料の上限と課金前の判断基準 (2026年版)
この記事のポイント Polycamの料金は無料・Basic・Pro・Businessの4段階です。Proは月$26.99、年払いにすると月あたり約$19まで下がります。フロアプランと計測はBusiness以上に置かれているため、間取り図が目的なら無料やProを試す時間が丸ごと無駄になります。iPhone ProのLiDARを持っているかどうかで、そもそも払う価値が変わります。
「無料で使えると聞いたのに、書き出そうとしたら課金画面が出た」。Polycamで最初につまずくのは、たいていここです。
無料でどこまで進めるかは、はっきり線が引かれています。撮る・見る・共有するまでは無料。仕事で使う形式に落とす段階から有料。この一線を先に知っておくと、月$26.99を払うかどうかは10分で決まります。
Polycamの料金は無料・Basic・Pro・Businessの4段階

Polycamとは、スマートフォンやタブレットで部屋やモノを撮影し、3Dデータに変換するスキャンアプリです。料金は用途の重さに合わせて4段階に分かれています。
Polycamの公式料金ページでは、無料プランは「3Dスキャンを試す初心者向け」、Businessは「図面と計測が必要なプロ向け」と位置づけられています(2026年7月時点)。この設計思想を頭に入れると、各プランの中身が読みやすくなります。
各プランの価格帯と対象者を並べます。
| プラン | 価格 | 想定ユーザー | 決め手になる機能 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 3Dスキャンを試したい人 | GLTF書き出し、公開リンク共有 |
| Basic | 有料(低価格帯) | 個人のフリーランス | 個人制作の範囲での書き出し |
| Pro | 月$26.99 / 年払い時月あたり約$19 | 制作・撮影を仕事にする個人 | 高精度処理と各種形式の書き出し |
| Business | 1ユーザー月$36〜 | 現場チーム・不動産・建築 | フロアプラン、計測、座標付きエクスポート |
つまり、価格差の正体は「精度」ではなく「出口」です。同じスキャンでも、どの形式で外に出せるかがプランを分けています。
Basicの金額は公式サイトの表示が地域と決済経路で動くため、ここでは断定しません。実際の請求額は、必ず自分のアカウントの決済画面で確認してください。
無料プランはどこまで使える?

無料プランでできるのは、スキャンして、アプリ内で見て、リンクで人に見せるところまでです。制限はキャプチャ回数と書き出し形式の2か所にかかります。
公式の無料プランに含まれるのは、Space(空間)・Object(物体)・AIキャプチャの限定的な利用、GLTF形式の書き出し、公開リンク共有。この3つが柱です。
ここで効いてくるのがGLTFという形式。Webやビューアでの表示には向いていますが、CADや建築ソフトにそのまま持ち込むには不向きです。
無料で足りるかどうかは、次の質問ひとつで判別できます。
- 作った3Dデータを 人に見せて終わり なら無料で足りる
- 別のソフトに読み込んで加工する なら有料が必要
- 寸法を測って書類に載せる ならBusiness以上
- 納品物として渡す なら商用条件の確認が先
アカウントを作らずに試せるという声もありますが、書き出しやクラウド保存にはアカウントが要ります。最初から作っておくほうが結局早い。
無料で撮ったデータは、後から有料プランに上げても残ります。だから「まず10個くらい撮ってみて、書き出せなくて困ったら課金」という順番が合理的です。
Proは月額いくら?年払いでいくら下がる?

Polycamの公式料金ページによると、Proは月$26.99です(2026年7月時点)。年払いを選ぶと月あたり約$19まで下がります。
差額を年間で見ると、判断が早くなります。
| 支払い方法 | 月あたり | 年間 | 月払いとの差 |
|---|---|---|---|
| 月払い | $26.99 | 約$324 | — |
| 年払い | 約$19 | 約$228 | 年間で約$96お得 |
つまり、年払いにすると3か月分以上が浮く計算です。ただし年払いは1年分の前払いなので、続くかどうか分からない段階では月払いが無難。
1ドル150円で換算すると、月払いは約4,050円、年払いは月あたり約2,850円です。為替が動けば請求額も動くので、円建ての予算を組むなら少し余裕を見てください。
Proを選ぶ判断は単純です。月に1回以上、外部ソフトへ書き出す仕事があるか。年に数回なら、必要な月だけ月払いで契約して解約するほうが安く済みます。
Businessプランは何が違う?

Businessは1ユーザーあたり月$36からで、Proの延長ではなく別ジャンルの道具です。フロアプラン(間取り図)、計測、座標情報付きのエクスポートがここに入っています。
この配置が、Polycamの料金でいちばん誤解されやすい部分。「Proは上位版だから図面も出せるだろう」と考えて契約すると、目的の機能が見当たらず戸惑います。
Business級の機能が要る仕事を具体的に挙げます。
- 不動産の物件資料に間取り図を載せる
- 内装・リフォームの現地調査で寸法を記録する
- 現場の3Dデータを位置情報付きで管理する
- 複数人で同じ物件データを共有する
ユーザー単位の課金なので、3人チームなら月$108からになります。人数が増えるほど、専用の現場向けサービスとの比較が現実味を帯びてきます。
社内で複数ツールの費用対効果を並べて検討する段階なら、社内監査でAIツールを評価する視点をまとめた記事が役に立ちます。ライセンス費と実利用率の見方が書いてあります。
アプリ内課金とWeb決済で金額が変わる
同じPolycamでも、iPhoneのApp Store経由で契約した場合とWebサイト経由で契約した場合で、支払額が一致しないことがあります。プラットフォーム手数料や地域ごとの価格設定が乗るためです。
日本のApp Storeでは、円建ての固定価格が設定されます。ドル建てのWeb決済とは、為替が動くたびに差が開きます。
契約前に見るべき3点を表にします。
| 確認項目 | App Store経由 | Web経由 |
|---|---|---|
| 通貨 | 円建ての固定価格 | ドル建て(為替の影響を受ける) |
| 解約手続き | iPhoneのサブスク設定から | Polycamのアカウント設定から |
| 領収書 | Appleから発行 | Polycamから発行 |
つまり、経費精算をする人はWeb決済のほうが処理が楽です。個人で使うだけならApp Storeのほうが解約を忘れにくい。
契約経路を混ぜると、二重課金に気づけなくなります。片方に統一してください。
料金の前に決めるべきは「使う端末」
Polycamに払う価値があるかは、プランより先に端末で決まります。iPhone ProシリーズやiPad ProにはLiDARという、光で距離を測るセンサーが載っています。これがある機種とない機種では、出てくるデータの質が違います。
LiDARがない端末では、写真を何十枚も撮って立体を復元するフォトグラメトリという方式を使います。時間がかかり、光の条件にも左右されます。
端末別に、現実的な期待値を整理します。
| 端末 | スキャン方式 | 向いている用途 | 課金の妥当性 |
|---|---|---|---|
| iPhone / iPad Pro(LiDAR搭載) | LiDAR +写真 | 部屋、間取り、現場記録 | 高い。数分で使えるデータになる |
| LiDAR非搭載のiPhone / Android | フォトグラメトリ | 小物、置物、商品 | 中程度。手間と結果が見合うか要検証 |
| Webブラウザ | 撮影済み写真の処理 | 既存素材の変換 | 低い。補助的な使い方 |
LiDAR非搭載の端末で「思ったより粗い」と感じているなら、それはプランの問題ではありません。課金しても解決しない。ここを取り違えると、月$26.99が丸ごと無駄になります。
Vision ProなどのヘッドセットでもPolycamのデータが扱えるようになっており、空間コンテンツの入り口としての位置づけが強まっています。
用途別・最適プラン早見表
自分がどこに当てはまるかで、迷う時間を削れます。
| あなたの目的 | 推奨プラン | 理由 |
|---|---|---|
| 3Dスキャンがどんなものか知りたい | Free | 撮って見るだけなら課金不要 |
| 商品写真を3Dで見せたい(EC) | Pro | 外部形式での書き出しが要る |
| ゲーム・映像の背景素材を作る | Pro | 制作ソフトへの持ち込みが前提 |
| 不動産の間取り図を作る | Business | フロアプランと計測がここにある |
| 建築・内装の現地調査 | Business | 寸法の精度と座標情報が必要 |
| 3Dモデルを生成AIで作りたい | Polycam以外 | スキャンではなく生成の領域 |
つまり、Polycamは「現実にあるものを取り込む」道具です。ゼロから3Dモデルを作りたい場合は、MeshyやKaedimのようなAI生成側のツールを見るほうが早い。
用途が「素材の見た目づくり」寄りなら、AIイラスト生成ツールの比較のほうが投資対効果は高くなります。3Dスキャンは、実物がある人のための投資です。
3Dスキャンツールの料金相場の中でPolycamはどこ?
Polycamの月$26.99は、3Dスキャン市場の中では中位です。個人向けアプリとしては高め、業務用プラットフォームとしては破格。この二重性が価格の分かりにくさを生んでいます。
主要な選択肢との立ち位置を整理します。
- Polycam — 個人と小規模チームの守備範囲が広い
- Matterport — 不動産のバーチャル内見に特化した業務用
- Luma AI — 空間表現・映像寄りの用途に強い
- Spline AI — Web上の3D表現をデザインする側
業務用プラットフォームは、専用カメラや管理機能まで含めた価格設定になります。スマホ1台で始められるPolycamと単純比較すると、金額の意味を読み違えます。
判断の軸はひとつ。現場に何人いるかです。1〜2人ならPolycam、5人以上で管理が要るなら専用プラットフォームの見積もりを取ったほうが結果的に安くつきます。
課金前のチェックリスト
払ってから後悔しないために、契約ボタンの前で確認する項目をまとめます。
- 書き出したい形式が、そのプランに含まれているか
- 使う端末にLiDARがあるか
- 無料枠で最低5回はスキャンを試したか
- 経費にするなら領収書の発行元はどちらが都合よいか
このうち最重要は1つ目です。Polycamの料金体系は書き出し形式で区切られているため、「使いたい形式 → プラン」の順で逆引きすると間違えません。
無料枠を1回も使わずに年払いを選ぶのは、いちばんもったいない買い方です。まず撮ってください。
解約するとスキャンデータはどうなる?
有料プランを解約しても、アカウント内のスキャンデータ自体は消えません。ただし、有料プランでしか使えない書き出し機能は使えなくなります。
つまり、解約前に必要なデータを手元に落としておくのが鉄則です。あとから「あのモデルを再出力したい」となったとき、再課金が必要になります。
解約手続きは契約経路によって場所が違います。App Storeで契約したならiPhoneの設定アプリのサブスクリプション欄。Web決済ならPolycamのアカウント設定。
年払いの途中解約は、原則として残り期間の日割り返金がありません。契約更新日を必ずカレンダーに入れておいてください。
商用利用の可否とデータの扱い
有料プランでは、作成した3Dデータを仕事の成果物として使えます。無料プランは公開リンク共有が前提の設計なので、クライアント案件で使うなら有料プランを選んでください。
注意したいのは、撮影対象そのものの権利です。他人の建物、店舗の内装、展示物、商品パッケージ。これらをスキャンして公開すると、著作権や施設のルールに触れる可能性があります。
現場では、次の順番で確認するのが安全です。
- 撮影許可を得ているか
- 公開範囲を非公開に設定しているか
- 人物が写り込んでいないか
- 商用利用の契約条件を読んだか
AIツール全般でデータの扱いに神経を使う場面は増えています。社内資料をAIに読ませる仕組みを検討している段階なら、Feloの使い方をまとめた記事で情報の取り扱い設計の考え方が掴めます。
企業のAI活用方針そのものを整理したいときは、Meta AIの機能と制約をまとめた記事も、プラットフォーム側の条件を読む練習になります。
AI PICKS編集部の判定
LiDAR搭載のiPhoneを持っていて、3Dデータを外部ソフトに持ち込む仕事があるなら、Proは重宝します。 月$26.99は、同じことを専用機材でやる費用と比べれば破格です。年払いで月あたり約$19まで下がる点も効きます。
ただし、間取り図と計測が目的の人には正直イマイチです。その2機能はBusiness(1ユーザー月$36〜)に置かれているため、Proを契約しても目的は達成できません。不動産や内装の実務なら、最初からBusinessを見積もるか、業務用プラットフォームと並べて比較するほうが早い。
LiDAR非搭載の端末しかない人には、現時点ではおすすめしません。写真から立体を起こす方式は手間の割に結果が読めず、課金しても改善しない部分だからです。まず無料枠で5回撮って、出てきたデータを見てから決めてください。
結論。実物を取り込む仕事がある個人はPro一択、図面が要るならBusiness、それ以外は無料のままで十分です。
関連する比較・代替を見る
- PolycamとMatterportの比較 — 不動産用途で迷うならここ
- PolycamとLuma AIの比較 — 空間表現寄りの用途を検討する人向け
- MeshyとKaedimの比較 — スキャンではなく生成でモデルを作る場合
- Polycamの代替ツール一覧 — 予算を下げたいときの選択肢
- Matterportの代替ツール一覧 — 業務用の乗り換え検討に
- 3D・デザイン系ツールのカテゴリ — 周辺ツールをまとめて見る
よくある質問(FAQ)
Q. Polycamは完全無料で使えますか?
撮影・閲覧・公開リンク共有までは無料です。ただしキャプチャ回数に制限があり、書き出し形式もGLTF中心に絞られます。仕事で使う形式に落とす段階から有料プランが必要になります。
Q. Proの料金はいくらですか?
月$26.99です。年払いにすると月あたり約$19まで下がり、年間で約$96の差が出ます(2026年7月時点の公式料金ページの表示)。
Q. 間取り図を作るにはどのプランが必要ですか?
Businessです。フロアプランと計測機能はBusiness以上に置かれています。1ユーザーあたり月$36からで、人数分の課金になります。
Q. AndroidでもPolycamは使えますか?
使えます。ただしLiDARを搭載したiPhone ProやiPad Proと比べると、写真から立体を復元する方式が中心になり、時間も精度も条件に左右されます。課金前に無料枠で試してください。
Q. App Storeで契約するのとWebで契約するのはどちらが得ですか?
経費精算をするならWebです。領収書がPolycamから直接発行され、処理が楽になります。個人利用で解約忘れが心配ならApp Storeのサブスク管理画面のほうが確実です。
Q. 解約したらスキャンしたデータは消えますか?
データ自体はアカウントに残りますが、有料プラン限定の書き出し機能が使えなくなります。解約前に必要なファイルを手元にダウンロードしておいてください。
Q. スキャンしたデータを商用利用できますか?
有料プランなら成果物として使えます。ただし撮影対象そのものの権利は別問題です。他人の建物や店舗内装、商品を撮る場合は、事前に許可を取ってください。
Q. Polycamで一から3Dモデルを作れますか?
作れません。Polycamは実物を取り込むツールです。文章や画像から3Dモデルを生成したい場合は、MeshyやTripo 3Dのような生成側のツールを検討してください。
3Dスキャンの次に画像素材づくりで迷いそうなら、ComfyUIとStable Diffusionの違いをまとめた記事を読んでおくと、テクスチャ制作まで含めた道具立てが一気に見通せます。
各ツールの公式サイト(一次情報)
料金・機能・対応範囲は各社公式が一次情報です。本記事は公開時点の検証に基づきますが、最新かつ正確な条件は必ず各公式ページで確認してください。
- Polycam — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Matterport AI — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Luma AI — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Meshy — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
