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副業会社員の議事録AI 5選、月3,000円以下で始める選び方 (2026年版)
この記事のポイント 副業の打ち合わせは30分でも、そのあとの議事録づくりに40分かかる。この逆転が起きている人向けの記事です。 月3,000円以下で選べる議事録AIは5本あり、日本語の会議が中心なら国産ツールが有利。 表示されている月額の多くは年払い換算です。月払いに切り替えると2割ほど上がります。 本業の会議に持ち込むなら、録音の同意と就業規則の確認が料金比較より先です。
平日の夜と土日だけで副業を回していると、打ち合わせの直後に来る「じゃあ議事録お願いします」がいちばん重い。会議そのものは45分で終わったのに、聞き直して整えて送るまでに1時間かかる。この時間はまるごと削れます。月1,000円台から。
削り方は単純で、録音を投げるだけで文字起こしと要約が返ってくる道具を1本だけ契約します。複数を使い分ける必要はありません。むしろ副業規模では、1本に絞ったほうが録音データの置き場所が散らからずに済みます。
議事録AIとは、録音から要約までを肩代わりする道具のこと

議事録AIとは、会議の音声を自動で文字にして、要点と決定事項まで整理してくれるツールです。人がやっていた「聞く・打つ・まとめる」の3工程のうち、後ろ2つを引き受けます。
やってくれることは、おおむね4つに分かれます。
- 音声を文字にする(文字起こし)
- 誰の発言かを分ける(話者識別)
- 要点・決定事項・次にやることを抜き出す(要約)
- ZoomやGoogle Meetに自動で参加して録る(会議連携)
副業会社員にとって効くのは3つ目です。文字起こしだけなら無料の道具でも足ります。ただ、1時間の会議の全文テキストは1万字を超えます。それを読み返す時間が発生した時点で、時短になっていません。
要約まで含めて任せられるかどうか。ここが有料版を契約する分かれ目です。
月3,000円以下という線引きに、意味はある?

あります。副業の収支で見ると、この金額は「1回の案件で回収できるライン」だからです。
たとえば月5万円の副業をしている人が、月3,000円のツールを入れると経費率は6%。時給換算で2,000円の作業を月1時間半減らせれば、それだけで元が取れます。議事録づくりが週1回40分あるなら、月に2時間半浮く計算です。
法人向けの議事録ツールは、月2万円から3万円の価格帯が中心です。人数課金で、最低契約人数が決まっているものもあります。個人が入る場所ではありません。
| 価格帯 | 想定ユーザー | 個人が契約できるか |
|---|---|---|
| 無料 | お試し・月数回の会議 | できる(時間上限あり) |
| 月1,000〜3,000円台 | 副業・フリーランス・個人事業主 | できる |
| 月5,000円前後 | 会議が多い個人・小規模チーム | できるが割高 |
| 月2万円以上 | 法人(人数課金・オンプレ型) | 実質できない |
つまり、副業会社員が現実的に選べるのは上から2番目の帯だけです。この記事もそこに絞ります。
月3,000円以下で候補になる議事録AI 5本
ここに挙げるのは、個人契約ができて日本語の会議に耐える5本です。順位はつけません。会議の形(オンラインか対面か、日本語か英語混じりか)で正解が変わるためです。
| ツール | 得意な会議 | 日本語の要約 | 契約のしやすさ |
|---|---|---|---|
| Notta | 日本語のオンライン会議・対面録音 | 強い | 個人プランが明快 |
| tl;dv | Zoom / Meet / Teamsの録画つき | 実用的 | 無料枠が厚い |
| Fireflies.ai | 英語混じり・海外クライアント | 標準的 | 個人でも入れる |
| Rimo Voice | 日本語の長時間・専門用語多め | 強い | 料金は要確認 |
| Otter.ai | 英語中心の打ち合わせ | 弱め | 英語圏の定番 |
要するに、日本語のクライアント会議が9割なら国産寄りの2本、海外案件が混ざるなら海外系という分け方になります。
対面の打ち合わせが多い人は、スマホアプリの録音品質も見てください。カフェでの打ち合わせは、想像以上に周囲の音を拾います。この用途だと専用の録音デバイスを併用する手もあり、PLAUD NOTEのようなハードウェア型が刺さる場面もあります。
料金は月払いと年払いでどれだけ変わる?
比較サイトに並ぶ「月額1,185円」のような数字は、ほぼ年払いを12で割った額です。月払いに切り替えると2割から3割上がります。ここを見落として契約すると、想定より高い請求が来ます。
2026年8月時点で公開されている料金をもとにした目安が、次の表です。契約前に各社の料金ページで必ず確認してください。
| ツール | 契約形態の主流 | 月あたりの目安 | 20時間使ったときの1時間単価 |
|---|---|---|---|
| Notta | 年間契約 | 1,185円前後 | 約59円 |
| Fireflies.ai | 年間契約 | 1,500円前後 | 約75円 |
| tl;dv | 年間契約 | 3,080円前後 | 約154円 |
| Rimo Voice | 公式サイトで確認 | 従量要素あり | 使い方次第 |
| Otter.ai | 年間契約 | 米ドル建て | 為替で変動 |
同じ「月3,000円以下」でも、1時間あたりのコストは2倍以上ひらきます。ここで効いてくるのが会議の本数です。
月に4回しか会議がない人は、単価より無料枠の広さを見たほうが得をします。逆に週3回の定例がある人は、単価の安いほうが年間で1万円以上の差になります。
海外系は米ドル建てのことがあり、円安が進むと実質値上げになります。年払いで固定しておくと、その1年は影響を受けません。
日本語の精度はどこまで信用できる?
固有名詞と業界用語で差が出ます。一般会話の文字起こしは、どのツールもかなりの水準に達しています。崩れるのは、社名・サービス名・略語です。
「アイピー」が「IP」なのか「eyeP」なのか。ここを毎回直していると、結局は手作業に戻ります。
対策は2つあります。
- 辞書登録(よく使う固有名詞を事前に登録しておく)
- 会議冒頭で参加者が社名をゆっくり一度だけ言う
辞書機能の有無は、日本語向けツールを選ぶときの実質的な決め手です。国産ツールが有利なのは、認識エンジンの差というより、この運用まわりが日本語前提で作られているからです。
話者識別も同じで、日本語の話者ラベルに対応しているかは要チェックです。海外製のノート系AIには、話者ラベルが英語表記のみのものがあります。クライアントに提出する議事録で「Speaker 1」が並ぶと、そのまま送れません。
ここまでの整理: 価格帯は月1,000〜3,000円台に絞る。日本語のクライアント会議が中心なら国産寄り、英語が混ざるなら海外系。表示価格は年払い換算なので、月払いなら2割増しで見積もる。精度の差は辞書登録と話者ラベルに出る。
副業で使うとき、セキュリティは何を確認する?
確認するのは3点だけです。難しい話ではありません。
1. 会話を学習に使わない設定になっているか。 ツールによっては、初期設定で「サービス改善のために利用する」がオンになっています。クライアントの会議を録るなら、ここは切ります。
2. 保存先と保存期間。 無料プランは保存期間が短く、30日で消えるものもあります。案件の証跡として残したいなら、書き出して自分のストレージへ移す運用が要ります。
3. 認証の有無。 ISO27001やSOC2といった第三者認証を取っているかは、公式サイトのセキュリティページに書かれています。個人利用なら必須ではありませんが、クライアントに聞かれたときに答えられると強い。
副業でよくあるのが、クライアントから「その録音、どこに置いてるの」と聞かれる場面です。ここで即答できるかどうかで、次の依頼が変わることもあります。
| 確認項目 | どこを見るか | 副業での重要度 |
|---|---|---|
| 学習利用のオプトアウト | アカウント設定のプライバシー欄 | 高い |
| 保存期間 | プラン比較表 | 高い |
| 暗号化 | 公式のセキュリティページ | 中 |
| 第三者認証 | 同上 | 中 |
| データの保管国 | 利用規約 | クライアント次第 |
つまり、契約前の10分で設定画面と規約を見ておけば足ります。
社内の統制や監査の観点まで踏み込んで考えたい人は、内部監査で使えるAIツールの整理を読むと、企業側がどこを気にしているかの温度感がつかめます。クライアントの担当者と同じ目線で話せるようになります。
本業の会議に持ち込む前に確認する3点
ここが副業会社員にとって、いちばん事故りやすいところです。
録音の同意。 参加者に無断で録音すること自体は違法ではありませんが、社内ルールで禁じられている場合があります。オンライン会議ツールの録画通知が出る設定になっているかも見てください。AIボットが会議に自動参加するタイプは、参加者一覧に「Notetaker」のような名前で表示されます。黙って入れると空気が悪くなります。
就業規則。 会社の情報を外部サービスに送ることを禁じている規程は珍しくありません。本業の会議は対象外にして、副業の会議だけに使う。この線引きがいちばん安全です。
アカウントの分離。 会社のメールアドレスで登録しない。副業用のアドレスで契約します。退職時にデータごと消える事故を防げます。
正直、ここを面倒がって全部の会議に入れてしまう人が多い。あとで揉めるのはだいたいこのパターンです。
用途別の早見表、どれを選べばいい?
会議の形で決めます。迷ったら、この表の一番上の行から自分に近いものを探してください。
| こんな副業 | 選ぶ基準 | 向いているタイプ |
|---|---|---|
| 日本語のクライアント定例が週1〜2 | 日本語要約と辞書登録 | 国産ツールの個人プラン |
| Zoom / Meetの録画も残したい | 動画つき保存とクリップ切り出し | 会議連携型 |
| 海外クライアントあり | 英語精度とCRM連携 | 海外系 |
| 対面の商談が中心 | スマホ録音の品質 | 録音デバイス併用 |
| 月2〜3回しか会議がない | 無料枠の広さ | 無料プランで十分 |
最後の行は正直に書いておきます。月2、3回なら課金しなくていい。無料枠の時間上限で足ります。会議が週1本を超えたタイミングで有料に切り替えるのが、いちばん無駄がない順番です。
契約したその日にやることも決まっています。カレンダー連携をオンにして、要約テンプレートを1つ作るだけ。テンプレートは「決定事項・宿題・次回日程」の3項目で十分です。項目を増やすほど、AIの要約はぼやけます。
議事録が自動化されたあと、時間をどこに回すか
浮いた2時間で何をするかまで決めておかないと、だいたい別の雑務に吸われます。
副業会社員が次に自動化しやすいのは、調べものです。提案前のリサーチに毎回1時間かけているなら、AI検索に置き換えられます。日本語の情報を出典つきで拾ってくる用途なら、Feloの使い方をまとめた記事が参考になります。議事録AIと同じで、月額はこの価格帯に収まります。
制作系の副業をしている人は、素材づくりも候補です。提案資料に入れる図やイメージを外注していたなら、イラスト生成AIの比較から入ると全体像が早くつかめます。もう一段こだわりたい場合の選択肢はComfyUIとStable Diffusionの違いに整理されています。
日常のやりとりで使うアシスタントを増やしたいなら、Meta AIの現状まとめも目を通しておくと、無料で済ませられる範囲がわかります。
会議の記録が資産になるのは、あとで検索できる状態にしたときだけです。文字起こしを溜めておいて、必要なときに引ける形にする。ここまでやって初めて、月3,000円が「経費」ではなく「装備」になります。
AI PICKS編集部の判定
副業会社員が1本だけ選ぶなら、日本語の会議が中心という前提でNottaが一択です。理由は3つ。1時間あたりの単価が最も低い部類であること、日本語の辞書登録と話者識別が日本語前提で作られていること、個人プランの区切りがわかりやすいことです。年払い換算で月1,000円台という水準は、この機能量では破格です。
録画を残したい人はtl;dv。単価は倍以上になりますが、会議の該当箇所を切り出してクライアントに送れるのは重宝します。海外案件があるならFireflies.ai。逆に、日本語の会議しかないのに海外系を選ぶのは正直イマイチです。要約が英語圏の会議文化に最適化されていて、日本語の「持ち帰ります」を決定事項として拾ってしまうことがあります。
月2、3回しか会議がないうちは無料枠で粘ってください。課金の判断は、週1本を超えてからで遅くありません。そして本業の会議には入れない。この2つを守れば、失敗のしようがない領域です。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料プランだけで副業の議事録は回せますか
会議が月2、3回なら回せます。無料プランは月あたりの録音時間に上限があり、1時間の会議を月4本入れると足りなくなるものが多い。週1本の定例が始まった時点で有料に切り替えるのが目安です。
Q. スマホだけで完結しますか
できます。主要ツールはスマホアプリで録音から要約まで対応しています。対面の打ち合わせなら、机の中央にスマホを置くだけ。ただし長時間の録音はバッテリーを食うので、2時間を超える会議では電源を確保してください。
Q. 表示されている月額より請求が高いのはなぜですか
年払いを12で割った額が表示されているためです。月払いを選ぶと2割から3割上がります。契約画面で請求周期のトグルがどちらになっているかを確認してから決済してください。
Q. 会社の会議で使ってもいいですか
就業規則の確認が先です。外部サービスへの情報持ち出しを制限している会社は多く、無断で使うと処分の対象になり得ます。副業の会議だけに限定して使うのが、いちばん安全な運用です。
Q. 録音していることを相手に伝える必要はありますか
伝えてください。法的な義務の有無とは別に、あとで発覚したときの信頼の損失が大きすぎます。会議冒頭で「記録用に文字起こしツールを入れています」と一言添えるだけで済みます。
Q. 日本語と英語が混ざる会議はどうなりますか
言語を自動判定するツールが多いものの、混在する会議は精度が落ちます。対策は、会議の言語設定を主要な言語に固定して、もう一方は文字起こしの修正で対応すること。英語が半分を超えるなら海外系を選んだほうが結果は安定します。
Q. 議事録AIで作った文章をそのままクライアントに送れますか
送れません。固有名詞の誤変換と、決定事項の取り違えが残ります。AIが出した要約を3分で読み直して直す。この3分は残る前提で組んでください。それでも従来の40分が5分になります。
Q. 過去の録音ファイルも文字起こしできますか
できます。多くのツールが音声ファイルの取り込みに対応しています。過去のクライアント会議を一括で処理して、検索できる状態にしておくと、提案の再利用が効きます。
あわせて見たいツール・カテゴリ
- Notta — 日本語の議事録用途で最初に検討する1本
- tl;dv — 録画つきで会議の該当箇所を共有したい人向け
- Fireflies.ai — 英語混じりの会議とCRM連携が必要な場合に
- Rimo Voice — 日本語の長時間・専門用語が多い会議に
- PLAUD NOTE — 対面商談を録るための専用デバイス
- AI会議ツールのランキング — 同カテゴリの選択肢を横断で確認
- AI会議カテゴリ — 新しく出たツールを追う場合はこちら
- AI音声カテゴリ — 文字起こし以外の音声用途を探すとき
- AI生産性カテゴリ — 議事録の次に自動化する領域の候補
次に読むならこれ。副業のリサーチ時間も削りたい人は、Feloの使い方をまとめた記事へ。議事録の自動化で浮いた時間を、そのまま提案の質に変換できます。
各ツールの公式サイト(一次情報)
料金・機能・対応範囲は各社公式が一次情報です。本記事は公開時点の検証に基づきますが、最新かつ正確な条件は必ず各公式ページで確認してください。
- Notta — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- tl;dv — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Fireflies.ai — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Rimo Voice — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
- Otter.ai — 公式サイト(AI PICKSの詳細)
