Stitchの代替11選|無料・日本語・オープンソースで比較(2026年版)

Stitchの代替11選|無料・日本語・オープンソースで比較(2026年版)

この記事のポイント Stitchは「最初の1枚」を出す速さが破格で、仕上げと運用には向きません。だから代替探しは、たたき台が欲しいのか仕上げが欲しいのかを先に決めるところから始まります。 無料で完結させるならUizardVisily・Penpot、コードまで欲しいならv0・Lovable・Bolt系、社内サーバーに置きたいならオープンソース系。 日本語は「指示文」「UI表示」「フォント再現」の3層で通り方が違い、崩れるのはたいてい3層目です。

画面のたたき台までは出せたのに、そこから先で手が止まる。Stitchを触った人の多くが、同じ場所で立ち往生しています。

答えは単純です。Stitchの役割は最初の1枚までと割り切り、仕上げと運用は別のツールに渡す。これが2026年7月時点でいちばん現実的な進め方です。


Stitchの代替とは?探しているのは「たたき台」か「仕上げ」か

Stitchの代替11選|無料・日本語・オープンソースで比較(2026年版) 図2

Stitchの代替とは、文章や手描きスケッチから画面デザインとコードのたたき台を作る作業を、Stitch以外の手段で置き換えることです。ここで工程を分けずに探すと、必ず選択を間違えます。

UI制作は大きく3つの工程に分かれます。構成を決める設計、見た目を整えるデザイン、動くものにする実装。Stitchが強いのは1番目と2番目のあいだ、ざっくりした形を一瞬で出すところです。

つまり「Stitchの代わり」と一口に言っても、探しているものは人によって別物。ここが最初の分かれ道。

  • たたき台が欲しい人 — 会議までに画面イメージを3案出したい
  • 仕上げが欲しい人 — 出た案をデザインデータとして磨きたい
  • 実装が欲しい人 — そのまま動くコードにして触りたい
  • 社内に置きたい人 — 外部サービスに図面を上げられない

自分がどれかを決めずに比較表を眺めると、機能が多い順に選んでしまいます。それが遠回りの正体です。


Stitchはどこが強くて、どこで手が止まるのか

Stitchの代替11選|無料・日本語・オープンソースで比較(2026年版) 図3

Google Labs発のStitchは、テキストや画像から画面デザインとコードを生成するツールです。強みと限界がはっきり分かれているタイプ。

まず強み。自然な文章を投げるだけで画面が出てくる速さは、他のツールと比べても頭ひとつ抜けています。しかも利用料がかからない。2025年に公開されて以降、無料で触れる状態が続いています(2026年7月時点)。

2026年3月19日の更新で出力品質は一段上がりました。ただし上がったのは「初稿の質」であって、細かい指定の効き方ではありません。ここが誤解されやすいところ。

手が止まるのは、だいたい次の4カ所です。

  • 微調整が効かない — 「この余白だけ8px詰めて」が通らない
  • デザイン資産にならない — 既存のデザインシステムと噛み合わない
  • 日本語の見た目が崩れる — 行間・折り返し・フォント指定が英語前提
  • ベータ版である — 仕様変更と提供停止のリスクを常に抱える

4つ目は地味に重いです。社内の正式なワークフローに組み込むと、仕様が変わった日に全員が止まります。

だから代替を探すときは「Stitchと同じことができるツール」ではなく、「Stitchが苦手な4つを引き受けるツール」を探すほうが早い。


代替候補11本の全体像を1枚で

Stitchの代替11選|無料・日本語・オープンソースで比較(2026年版) 図4

先に全体像を置きます。11本を、無料で使える範囲・日本語の通り方・出力される成果物・向いている人の4点で並べました。

ツール無料枠日本語の指示文主な成果物向いている人
Figmaあり(人数制限)通るデザインデータ仕上げまでやりたいチーム
Framerあり通る公開できるWebサイト制作から公開まで一気通貫
Uizardあり通るワイヤーフレーム/画面案非デザイナーの初稿作り
Visilyあり通るワイヤーフレーム会議用の画面案を量産したい人
Motiffあり通るデザインデータAI補助込みで設計したい人
v0あり(回数制)通るReactコンポーネントフロント実装まで欲しい人
Lovableあり(回数制)通る動くWebアプリ触れる試作を作りたい人
Bolt.newあり(回数制)通る動くWebアプリブラウザだけで完結したい人
Relume試用のみ通るサイト構成+部品ページ構成から詰めたい人
Penpotあり(無制限)通るデザインデータ自社サーバーに置きたい組織
Onlookあり(OSS)通るReactコードコードを直接触れる開発者

つまり、成果物の欄が自分の欲しいものと一致する行だけを見ればよく、残りは読まなくていいということです。

以下では、この表の判断根拠を軸ごとにほどいていきます。


無料で使えるStitch代替はどれ?

Stitchの代替11選|無料・日本語・オープンソースで比較(2026年版) 図5

無料だけで終わらせたいなら、Uizard・Visily・Penpotの3本が候補です。ただし「無料」の中身が三者三様なので、そこを見誤ると途中で詰まります。

無料には3つの型があります。人数や機能を絞る型、生成回数を絞る型、そもそも無料が前提の型。

Figmaの無料プランは1つ目です。ファイル数や共同編集の人数に制限がかかりますが、機能そのものは削られていません。ひとりで使う分には、実務でも十分回ります。

v0・Lovable・Bolt.newは2つ目。AIに生成させる回数に上限があり、試作を何度も作り直すとすぐ足りなくなります。無料枠は「味見」用と考えるのが正確です。

Penpotは3つ目。オープンソースで、機能制限のない無料利用が前提になっています。この一点だけ見れば圧倒的。

ここまでの整理: Stitchの代わりは「たたき台」「仕上げ」「実装」のどれを引き取らせるかで決まります。無料で粘るならワイヤーフレーム系かオープンソース系、コードまで欲しいなら生成回数の上限と付き合う覚悟が要ります。

無料で試すこと自体が目的化すると、結局どれも中途半端に触って終わります。1本に絞って、実案件を1つ通してみるほうが学びは深い。


日本語はどこまで通る?UI・指示文・書き出しの3層で見る

日本語対応は「対応済み」の一言でまとめられがちですが、実際には3つの層があります。崩れるのはほぼ3層目です。

3層の意味を整理します。

中身現状の傾向詰まったときの回避策
指示文日本語で指示を書けるかほぼ全ツールで通る固有名詞は英語表記を併記する
UI表示管理画面が日本語か半数程度。英語のみも多いブラウザ翻訳で実用上は足りる
書き出し日本語テキストの見た目崩れやすい最大の関門フォント指定と行間を後工程で直す

つまり、日本語で指示が書けることと、日本語の画面がきれいに出ることは、まったく別の話です。

3層目が崩れる理由ははっきりしています。AIが学んだ画面デザインの多くが欧文前提で、行の高さや文字間隔がそのまま流用されるからです。日本語を流し込むと、行間が詰まり、変な位置で折り返し、ボタンの中で文字がはみ出します。

対策は2つ。日本語のダミーテキストを最初から指示文に含めること。そして、書き出したあとに日本語フォントと行間だけを手で直す工程を、あらかじめ工数に入れておくこと。

この後処理をどこでやるかが、ツール選びの実は本丸です。デザインデータで直すならFigma系、コードで直すならv0系。ここが決まれば選択肢は半分に減ります。


オープンソースで自社サーバーに置ける代替

外部サービスに画面設計を上げられない組織なら、オープンソース系が唯一の道です。候補は多くありませんが、実用に耐えるものは存在します。

代表的な3本を、性格の違いで並べます。

名前立ち位置自社サーバー設置つまずきやすい点
Penpotブラウザで動くデザイン・作図ツール可能AI生成は主役ではない
OnlookReactの画面をビジュアルに編集可能開発環境の前提知識が要る
bolt.diyBolt系の公開実装。モデルを差し替え可可能使うAIモデルの費用は別途

つまり、オープンソース側は「AIが全部やってくれる」体験そのものではなく、AIを自分で組み込むための土台を提供している、という理解が正しいです。

ここで期待値を間違えると、必ずがっかりします。Stitchのボタン1つの体験を、そのまま社内サーバーに移す方法は2026年7月時点で存在しません。

自社運用の現実的なコストも見ておきたいところ。サーバーを立てて、更新に追随して、動かなくなったら自分で直す。オープンソースの画像生成環境を運用したことがある人なら、この手触りは想像がつくはずです。未経験なら、ComfyUIとStable Diffusionの運用比較に目を通しておくと、必要な体力の見積もりが一気に具体的になります。

そして社内導入では、技術の話より審査の話でつまずきます。社内AIツールの監査と選定基準で扱っている確認項目は、そのままオープンソース導入の説明資料に使えます。


デザインを仕上げるならFigma系が現実解

たたき台の先、つまり「人に見せられる品質」まで持っていくなら、デザインツール側に軸足を移すのが速い。ここは選択肢が絞られます。

Figmaは仕上げの標準です。Stitchが出した画面をスクリーンショットで取り込み、そこから部品化して整える。この流れなら、Stitchの速さを捨てずに済みます。

Stitchで初稿、Figmaで仕上げ。精密な調整はFigmaに分があるという評価は、2026年3月の更新後も変わっていません。役割分担として素直な形です。

Figma以外の選択肢も押さえておきます。

  • Framer — 作ったものをそのまま公開できる。LPなら一択に近い
  • Motiff — AI補助を前提に設計されたデザインツール
  • Relume — ページ構成の骨組みから提案してくれる
  • Canva — デザイナー不在のチームで、資料と地続きに作りたいとき

デザインデータをコードに落とす工程には、AnimaLocofyのような橋渡し役もあります。デザインと実装を別チームでやっている組織では、この手前で止まりがち。

見た目に添えるイラストや素材で悩んだら、AIイラスト生成ツールの比較を先に見ておくと、素材探しに使う時間が半分になります。


コードまで欲しいならv0・Lovable・Bolt系

画面の絵ではなく、触れるものが欲しい。そういう要求なら、コード生成側の3本が主戦場です。性格がはっきり違います。

v0は部品単位のReactコードを出すのが得意です。既存プロジェクトに1画面だけ足したい、という使い方に合います。

LovableBolt.newは、アプリ1本をまるごと立ち上げる方向。データの保存まで含めて動くものが出てくるので、社内の合意を取る試作には強い。

Replitまで含めると、ブラウザだけで開発から公開まで完結します。

生成されたコードをどう育てるかも決めておきたいところ。手元で続きを書くならCursorWindsurfに持ち込む形が一般的です。生成して終わりにせず、育てる先まで含めて選ぶ。ここを飛ばすと、動くけれど誰も直せないコードが残ります。

コード生成系に共通する弱点も正直に書いておきます。無料枠の生成回数はすぐ尽きます。そして出てきたコードの品質は、指示文の解像度にそのまま比例します。

「ECの商品一覧を作って」では平凡な結果しか出ません。何件表示して、絞り込みは何で、スマホでは何列か。ここまで書いて初めて、たたき台が実務に届きます。


ワイヤーフレームだけ速く作るならUizard・Visily

デザインの完成度は要らない、構成だけ早く決めたい。この用途なら専用ツールのほうが圧倒的に速い。

Uizardは文章やスケッチから画面案を起こすツールです。手描きの写真を取り込める点が、会議の直後に効きます。

Visilyはワイヤーフレーム量産に振り切ったタイプ。既存アプリのスクリーンショットを下敷きに作れるので、リニューアル案件と相性がいい。

この2本の価値は、見た目が「あえて雑」なところにあります。完成品に見えると、議論が色やフォントに流れる。粗い線画のままなら、話が構成に集中します。

Stitchの出力は逆に完成品っぽく見えるため、初期の議論では邪魔になることがある。用途を間違えると、良い出力が仇になります。


結局どれを選べばいい?目的別の早見表

判断を1枚に落とします。自分の状況に近い行を1つだけ選んでください。

あなたの状況選ぶもの理由
明日の会議に画面案が要るVisily/Uizard粗い案を短時間で複数出せる
出た案をきちんと仕上げたいFigma精密な調整とチーム運用の標準
触れる試作で合意を取りたいLovable/Bolt.new動くものが最速で出る
既存プロダクトに1画面足すv0部品単位で既存に混ぜやすい
そのまま公開までしたいFramer制作と公開が地続き
外部サービスに出せないPenpot/Onlook自社サーバーに置ける
費用をゼロで通したいPenpot機能制限のない無料利用が前提

つまり、迷ったら「明日やること」に一番近い行を選べばよく、将来の拡張性は後から乗り換えれば足ります。

デザイン系の選択肢をもっと広く見たいならAIデザインツールのカテゴリ一覧、実装寄りに寄せたいならAIコーディングツール一覧から絞り込むのが早いです。


Stitchからの乗り換え4ステップ

乗り換えで失敗する人は、たいてい成果物を捨てています。Stitchで作ったものは、渡し方さえ間違えなければ資産として持っていけます。

手順は4つです。

  1. 画面を画像で保全する — 気に入った案は全画面をスクリーンショットで残す
  2. 指示文を全部コピーしておく — うまくいった指示文は次のツールでも8割そのまま使える
  3. 1画面だけ移して比べる — いきなり全部移さず、代表画面1枚で品質を確認する
  4. 日本語の見た目を直す工程を工程表に入れる — フォントと行間の調整は必ず発生する

2番目を軽く見る人が多いのですが、実は資産価値がいちばん高いのは指示文です。どう書けば欲しい画面が出たかという記録は、ツールが変わっても効きます。

落とし穴も3つ挙げておきます。

  • 完成度の高い初稿を正解だと思い込む — 見栄えの良さと使いやすさは別
  • 無料枠の消費ペースを測らない — 3日で尽きて有料判断を迫られる
  • チームの誰も直せない状態で渡す — 生成物の保守担当を先に決める

3つ目が最も痛い。作った本人が異動した瞬間に、誰も触れないアプリが残ります。

競合サービスの画面を下調べしてから作りたいときは、Feloの使い方にあるリサーチの型が流用できます。無料で使えるAIの選択肢を広く押さえたいなら、Meta AIの解説も合わせて眺めておくと、費用のかけどころが見えてきます。


AI PICKS編集部の判定

Stitchは「捨ててもいいたたき台を、ただで大量に出す装置」として重宝します。ここを他ツールで置き換える必要は、正直ありません。無料で、速くて、指示文がそのまま形になる。この体験は2026年7月時点でも十分に強いです。

問題は、その先を任せようとした瞬間に破綻することです。微調整が効かず、日本語の見た目が崩れ、ベータ版という土台の不安定さが残る。ここを我慢して使い続けるのは、正直イマイチな選択です。

編集部の判定は「併用一択」。デザインを仕上げるならFigma、触れる試作まで欲しいならLovable、社内サーバー必須ならPenpotではなく素直にオープンソース側で組む。1本で全部を賄おうとすると、どこかで必ず妥協が出ます。

ひとつだけ選ぶなら、非デザイナーにはUizardを推します。粗さを残した画面案が、いちばん議論を前に進めるからです。


よくある質問(FAQ)

Q. Stitchは今後も無料のままですか?

保証はありません。2026年7月時点では料金がかからない状態ですが、Google Labs発のベータ版という位置づけです。実務に組み込むなら、有料化や提供終了が起きた日に何をするかを決めてから使うのが安全です。

Q. 無料の代替だけでStitchの代わりは務まりますか?

用途がワイヤーフレームなら務まります。UizardやVisilyの無料枠、そしてPenpotの無料利用で、会議用の画面案は十分に回せます。ただしコード生成まで欲しい場合、無料の生成回数は数日で尽きるのが普通です。

Q. 日本語のフォント崩れはどのツールでも起きますか?

程度の差はありますが、AI生成を経由する限りほぼ起きます。学習元の画面が欧文中心だからです。日本語のダミーテキストを指示文に含めておくと軽くなり、それでも残る分は書き出し後に手で直す前提で考えてください。

Q. オープンソースの代替は業務で使えますか?

使えますが、運用の人手が要ります。サーバーの設置、更新への追随、障害時の復旧を自分たちで持つ必要があります。外部にデータを出せない制約が明確にある組織以外は、費用対効果が合わないことが多いです。

Q. Stitchで作った画面をFigmaに持っていけますか?

画像として取り込む方法がいちばん確実です。取り込んだ画像を下敷きに、部品を作り直していきます。手戻りに見えますが、レイアウトの検討時間を丸ごと省けるので実質的には短縮になります。

Q. エンジニアがいないチームでも代替は回りますか?

回ります。ワイヤーフレーム系で構成を決めて、FramerやCanvaで見せられる形にするところまでは、コードを書かずに到達できます。動くアプリまで踏み込むなら、保守を誰が持つかを先に決めてください。

Q. 社内の情シス審査を通しやすいのはどれですか?

法人向けの実績が長いツールほど通りやすい傾向があります。認証の取得状況やデータの取り扱いは各社の公式ページで確認するのが確実です。ベータ版のサービスは、審査で止まる前提で代替案を用意しておくと進みが早くなります。


次に読むならこれ。社内で正式導入まで持っていきたいなら、社内AIツールの監査と選定基準が審査の論点をそのまま整理してくれます。


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料金・機能・対応範囲は各社公式が一次情報です。本記事は公開時点の検証に基づきますが、最新かつ正確な条件は必ず各公式ページで確認してください。